5月はハナショウブ、その後はアジサイかなということで、自転車通勤途中に鶴舞公園に寄ってみると、…。何となんと!パン屋さんやらカレー屋さんやらが出来て、人でごった返しているではないか。そう言えば、改装中ではあったのは記憶していたが、まさか、このような食べ物屋さんたちがオープンするとは、食べること好きの僕としては嬉しい限りだ。しかし、行列に並ぶのは嫌いなので、もう少し落ち着いたら寄ってみるかな。
ここ鶴舞公園(つるまこうえん)は、なんと、1909年にオープンしたというから、100年以上の歴史がある。1937年には動物園も併設されて、子供たちの人気の公園となっていたようだ。その後、この動物園は東山地区に移転して、現在のコアラで有名な東山動物園となっていった。また、ソメイヨシノ、バラ、スイフヨウ、ハス、そして、ハナショウブやアジサイなどの色々な花が季節ごとに楽しめたり、西洋風(西洋に追い付け追い越せの明治期につくられた公園だからね)の庭園を散策したりと名古屋人(僕は名古屋人ではないけどね)には心の平静を保つ場として欠くことのできないスポットとなっている。このような状況に加えて、今回の食べ物屋さんのオープンとなると、今後、より鶴舞公園の吸引力は強まるだろうな。

正面入り口にオープンしたお店屋さん群。建物正面はパン屋さんだ。

ハナショウブと言っても色々な種類があるんだなあー。

ハナショウブを取り囲むような形で、周囲にはアジサイが植えられている。

満開となったアジサイの通りでは、多くの人が記念撮影していた。
ショウブの花を見ながら、「そう言えば、娘や息子が小さい時は、菖蒲湯に入ったなあ」的なことを思い出してしまった。娘がこの4月から大学生となり、信州に行ってしまった寂しさもありそのようなことを思い出してオセンチになっているのかな。たしか、菖蒲湯は端午の節句の5月5日入るのが基本なのだから、本来は男の子の行事か。「ショウブ」が「勝負」で戦に勝つみたいな武家社会のゲン担ぎだったのだろうか?それから、菖蒲の葉を頭に巻いたりしたが、その意味は何なのか?彼らのお父さんである僕もついでに頭に巻いたが意味、効能はあったのだろうか?戦に勝ったか?まあ、たしかに、ディフェンダー購入を巡る20年にもおよぶ戦(20年戦争)には買ったかも。あの時、子供たちと菖蒲湯に入っていたから良かったのか。などなどとりとめもないことを考えながら、ハナショウブやアジサイを見て回り、活力をもらい、職場に向かうのだった。

バラもきれいだが、時期的に少し遅いかも。二週間くらい前が最盛期だったかな

バラの向こうにはシンボルの奏楽堂が見える。さらに奥にチョロっと見える建物は、名古屋大学医学部附属病院だ。
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