ディフェンダーが納車されたウキウキ感も落ち着きを取り戻し、ふと頭上のコンソールを見ると、明らかにCheapな、それも周囲の色とは異なる黒のプラスチックカバーがはめ込まれているではないか!一体何なんだ?ということで調べてみると、どうもサングラスホルダーがあったところがダウングレードされてこのような安っぽいカバーに変更されているということらしい。以前乗っていたパジェロでサングラスホルダーなんて使ったことはなかったけど(ついていなかった?)、さきもりちゃん(我が家のDefender90)の悲しげな表情を見ているとかわいそうで「何とかしてあげるよ」という気分になってしまうのだ。同じような気分になっている人々は海外(特にイギリス)にもいるようで、みんな大騒ぎ。それらの投稿の中に「Powerful UKのSimonが何とかしてくれる」といった記述が散見され、早速、Powerful UKで調べてみると、サングラスホルダーを後付けするkitが発売されているではないか!しかもサイモン氏自身による取り付け方の動画も掲載されている‼ということで早速購入して待つこと一週間、暮れの30日にキットが我が家に到着した。値段は輸送費も込めて8000円くらいだった。一ポンドはこのとき160円くらい。
Powerfulukのホームページは
https://www.powerfuluk.com
Simon氏による、サングラスホルダーの取り付け動画は
仕事が休みになった大晦日の日、待ちきれずキットを開けて、作業に入る決意を固める。動画を何度見ても、サイモン氏の早口を聞き取ることはできず、スロースピードにしても解決せず、己の英語力の欠落ぶりを再認識する。こうなったらやってみるしかない。DIYの経験もなく、ましてや車をいじることなど今まで無縁であったが、さきもりちゃんのことを思うと逃げてもいられないか。


まず、Powerfulukから送られてきた小包を開けると、動画と同様な商品登場で一安心。次に、我がさきもりちゃん(ディフェンダー90)の所に行って、いよいよOverhead Consoleの取り外しを行う。


サイモン氏が言っているように、プラスチックパネルの中央付近めがけてへらを挿入。ただし、使用したヘラが接着剤を伸ばすため のものだったので、簡単に曲がってしままいやりにくかった。ここは、もっと固く鋭いへら(我がさきもりちゃんの営業M田氏曰く「市販の内装外しのへら」)を使うべきだったかな。


左右の配線を恐る恐る外し(上の写真)、外したコンソールを家に持ってくる。そして、お次はプラスチックのパネル(下の写真)を取り外す。


まず、上の写真(プラスチックケース外した状態の写真参照)の左側に付属の黒緑、右側に白のネジをはめ込む(下写真参照)。


今度はふたを手に取って、鶴巻ばねを反時計回りに回して指で押さえ、白のネジ側にはめ込む。ここは、サイモン氏の動画を見た方がよい。なんか難しそうだが、やってみるとなんていうことはないので安心して!ただ、僕は4~5回やり直してやっとうまくいったが…!


反時計回りに回したつるまきばねをその状態で維持したまま、白のネジをはめ込んだ側に下の写真のようにはめ込む。反対側の黒緑ネジの凸凹の所とふた側の凸凹が互いにかみ合うようにはめ込む。


ふたが取り付けられたら、容器の底(いや、これが天井側になるので、容器の上側のカバー)をマイナスのドライバーを使いながら、サイモンさんのように取り付ける。


これでコンソールにサングラスホルダーが装着されたので、これをさきもりちゃんの所に持っていって、左右の配線を接続しなおして、カパッとはめ込むと…。



恐る恐る指で押すと、ふたが開いて… ジャジャジャジャーン! なんとサングラスが出てきました。
最近(2021~2022年)の半導体不足、コロナウィルス、円安、などで納車が遅れたり、ダウングレードされたりして意気消沈してしまうこともあるかもしれないけど、このように自分でDIYして自分の車を自分の手でアップグレードできた時の満足感は何とも言えないものがありますね。 さきもりちゃんへの愛情も倍増するし、自分にたいする自信にもつながるような気がします。 皆さんも失ったものを数えるよりも、残されたものを最大限に使って、ディフェンダーライフを楽しもうではないですか。 これに味を占めて、今度はPowerfulukのピクニックテーブルを取り付けてみようとひそかに考えながら年を越すことになりそうです。
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