「12月8日、名古屋に行くんですけど!」
東京のてんぷらさんから連絡が入った。ayuさんにそのことを伝えると、
「チームさきもり本部として、しっかりと接待しないとですね」
ということになった。そして、以下の濃厚(過密)なスケジュールとなったのだった。
朝8時にてんぷらさん防人邸に到着
⇒コメダ本店(ayuさんと合流して朝飯)
⇒パン屋のプレヴァン(お土産パン)
⇒ボンドール(洋食屋さんで昼飯)
⇒犬山経由で鵜沼へ(赤チャートの露岩見学)
⇒鵜沼宿経由で各務原航空宇宙博物館見学
⇒名古屋に戻って来て、伏見の円頓寺商店街にジャガー君を駐車
⇒”鳥孝”(夕飯)
⇒ダンダダンのお土産餃子購入
⇒夜9時、防人邸に戻り、コーヒーを一杯飲んだ後、てんぷらさんは東京に戻って行った。東京宅到着は翌朝3時だったらしい。お疲れさまでした。

12月8日朝8時、てんぷらさん、防人邸に到着。左から、てんぷらさん、防人、登校前のトクチン、そして、長旅をしてきた"てんぷら号"を眺める!この後は代車ジャガー君で防人の運転で名古屋見物開始。

コメダの総本山、つまり本店でayuさんと合流し、名古屋ならではのモーニングを体験してもらうことに。と言っても、てんぷらさんは名古屋アンバターパンは経験済みのようだ。その後は、ディフェンダー談義に花が咲いた。

ランチの前に、パン屋さんのブレヴァンに立ち寄り、チョコチップクローバーをお土産として購入。

防人が院生時代に、研究室の師匠に連れて来てもらったボンドールというレストランで、ランチを食することにした。

てんぷらさんとayuさんはハンバーグ・ベーコン添えを注文。ここのハンバーグはとても美味しい。

防人は、ここではいつもハンバーグばかり注文してきたので、今日はランチ定食の魚のピカタにした。

その後は各務原航空宇宙博物館へ。

これは"飛燕”だったかなあ?

夕方には名古屋に戻り、円頓寺商店街近くのコインパークに代車ジャガー君を駐車して、夕飯場所まで少しお散歩。

昭和な面影が残る円頓寺商店街の周囲は、名古屋城の武家屋敷が残る貴重な街並み。お洒落な飲食店も色々あって、歩いていてワクワクする所である。

今日の夕食場所はayuさんが2017年から温めていた"鳥孝(とりこう)"という、鳥の水炊き、すき焼きが名物のお店。大正時代から続く名古屋の老舗だ。それにしても、ayuさんはお店をよく知っている。

この焼き鳥は前菜で出されたもの。甘辛いたれにくるまれたお肉はフカフカで柔らかく、こんな焼き鳥食べたことがない。かなり幸先の良いスタートを切ったチームさきもりである。

これがメインの水炊きだ。鳥のお肉もプルプル、次の日お肌もスベスベ!二回戦、三回戦となるにしたがってお出しが出てどんどん味が良くなっていく。最後はきしめんを入れて食するのだが、これがだしを吸って激うま!

そして、極めつけは今までの人生で食したことが無いような親子丼。これは病みつきだ。ここに行ったら、必ずこの親子丼は注文するべし。人生観が変わりますよ。こんなお店があるとは、名古屋に住んでいることに自信が持てますな。

再びayuさんの紹介で、ダンダダンというお店の餃子をお土産としててんぷらさんに!と思ったら、防人にもayuさんからお土産として頂いてしまった。ayuさん、至れり尽くせりでありがとうございました。後日、この餃子を食したら、中から肉汁プシャーッと飛び出し、旨味が凝縮されており、それなりに餃子の皮もしっかりしたものなので、これだけでおかずと主食の関係になっている。しかし、ご飯好きの防人は、この餃子でご飯を食べまくったのだった。
《追記》”鳥孝”について!
とても古い建物であるから、入り口のドアも開け方によっては、ドアが外れてしまうらしい。記憶があいまいになってしまったが、左手で、右のドアを左方向に開けるのが正解らしく、右手で左ドアを右方向に開けるとドアが外れ、大将に怒られるらしい。防人たちは偶然にも右扉を左方向に開けたので正解だったようだ。入ると、玄関で靴を脱ぎ、すぐに急傾斜の階段を登る。そして、入り組んだ廊下を進むと、大小さまざまな個室があり、人数に応じて案内される部屋が決まってくるようだ。トイレも今はまず見ないような大正昭和な作りで、このように、入り口からは想像の付かないような複雑で奥行きのある構造で、散策するのがとても楽しい。

急傾斜な階段を登攀して、振り返ると、大きな浮世絵?が我々を出迎えてくれる。鳥孝さんの室内探検だけでもとてもワクワクするお店なのだ。
また、対応してくれた仲居さんがとても面白い人だった。最初、防人とてんぷらさんが到着していて、ayuさんは少し遅れていた(ayuさんは用事で、途中から別行動だった)。個室に通されて、しばらくしていると、その仲居さんが現れて、
「もう始めていいですかね?」
と言われたので、
「5~10分したらもう一人来るので、あと少し待ってくれますかね」
と言うと、
「今日は満員なので、もう少して、お連れさんが来なかったら二人だけでも先に始めさせてもらっていいですかねェー!」
「・・・・」
という不思議な提案を残し、仲居さんは立ち去って行った。しばしてんぷらさんとの会話を楽しんでいると、再び、10分後くらいに仲居さん登場。ayuさんからは『渋滞でもう少し遅れるので、先に始めていてください』と連絡が来ていたので、我々も腹をくくって、先に始める覚悟を決めて、
「後、10分くらい遅れるようなので・・・」
と言っている防人の言葉を遮って、仲居さん笑顔で
「ゆっくりしてもらっていいですよ。始めるのはお連れさんが到着してからでね。ところで、お飲み物は何か飲まれますか?」
と言う感じで、先ほどの塩対応とは真逆の砂糖対応(?こんな言い方あるのかなあ)。そして、このお店は、『これから来るayuさんが2017年から温めていたお店で、やっと来られて嬉しい』といったことを伝えると、仲居さんとはさらに打ち解けて、色々な話をしてくれたのだった。その中の話の一つとして、先ほどの”右扉を左方向に開けるのが正解で、左扉を右に開けると大将に怒られる”という話も出たわけだし、建物が大正時代からのものだとか(名古屋の空襲でも焼けなかったのは奇跡だね)、12月いっぱいは予約で一杯だとか、7月、8月は比較的空いているとか、…色々な裏話を披露してくれたのだった。ayuさんが到着して以降は、鳥の水炊きの鍋番をしょっちゅう顔出してくれて最後までやり遂げてくれたし、至れり尽くせりの世話を焼いてくれて、とても楽しいひと時を過ごすことが出来たのである。この仲居さん、しまいには
「ここは居心地がいいので、仕事忙しいけど、ここでもうちょっと話ししていよッと!」
と言い出したのだ。ふとこの状況を見て思ったのは、僕(防人)に加えて、てんぷらさん、ayuさんの三人はみな珍人(ランドローバー京都のM田さんからすると、この三人は間違いなくみなSVクラス認定)であり、そして、この独特な3人が醸し出す雰囲気が部屋全体に充満していて、この雰囲気に安心感を覚えてしまった仲居さんも、間違いなく珍人なのだということなのである。6時から8時までの二時間、3人+1人の珍人たちの共演はこの日のクライマックスを演出するのには十分な迫力があったのだった。
コメント
餃子のダンダダンですが、1号店は東京の調布市だったんですよね。
てんぷらさんが、「なんか聞いたことがある」と言ったのが気になって調べ直したら、東京にたくさん店舗があったという・・・。
東海圏でしか買えないお土産を開拓しておかないといけませんね。
まあ、しかし美味しかったから防人的には大満足だったし、てんぷらさんも同様ではと思いますね。本当にありがとうございました。でも興味としては、東海圏でしか買えないお土産、今回の鳥孝のようにこの地域でしか味わえない飯屋さんの開拓は大変興味があるので、今後とも共同研究よろしくお願いいたします。
丸一日お付き合いいただきありがとうございました。
グルメづくしと観光案内とても楽しかったです。
予約の取りづらい鳥孝で食べれるなんて何と運がついてるのでしょうか♪
餃子のダンダダンの餃子も初めていただきました。白いご飯とベストマッチでした(^^)
お次は是非東京へお越しください。