6月18日の水曜日、八ヶ岳の別荘に向けて153号線を走行中、さきもりちゃんのモニターに
「Check with your engine coolant level.」
と言う表示(だったかな?細かい文言は異なっているかも!)が登場した。英語になっているのは、何故か知らないけど、最近のさきもりちゃんの表示はナビも含めてすべて英語になってしまったのだ(防人に英語を勉強させるため?)。この表示をオフにしても、少し経つとまた現れて、ということが二~三回繰り返された。
「ムムムッ!冷却水に何かあったか?そう言えば、ディーラーでの点検では車検ごとのクーラントの交換を推奨していたぞ。さきもり号は初回車検前だが、すでに5万5000㎞も乗ってきてしまったから、クーラントの劣化とかあるのか?」
などと思い、エンジンルームを開けると冷却水レベルが最低ライン以下に減少していたのだ。防人は車人生(ほとんどが三菱パジェロに乗り続けていた!)でクーラントが減少しすぎてしまった状況に出くわしたことが無かったので(定期点検ごとに補充してくれていたのだろうけど)、
「はて!どうしたものか?とりあえず、ランドローバー京都に連絡してみるか」
と考えて、電話をかけてみるとサービスのN美さんが丁度電話をとったので、事の次第を説明したのだった。

フロントからエンジンルームに向かって右側にクーラントのキャップ付きのタンクがある(桃色矢印)。キャップには140kPaという表示が!標準大気圧がだいたい100kPaだから、かなりの圧だなあ。

クーラントレベルMAXが黄色矢印、LOWレベルが水色矢印、この時のさきもりちゃんのクーラントレベルがピンク色矢印。運航前点検やってないのがバレバレですな。
N美さんによると、クーラントが減少する理由は二つあるとのこと。
一つ目の原因…ディーラーではクーラントを水で薄めてタンクに入れているが(本社からもそのような通達が来ているとのこと)、この水分が蒸発して液量が減少してしまう。クーラント自体は蒸発は起こさないので、液量が減ったらその分の水を補給してやればよいわけで、クーラントが薄まるということは無い。ただ、注入する水だが、ヨーロッパの水のようにミネラルを含んだもの(硬水)は避けてくださいとのこと。日本的な軟水(水道水)を補充すればよいのだ。ここで、ふと疑問だが、ヨーロッパの人々はどうしているのだろうか?ヨーロッパの水道水は硬水、つまりミネラルを多く含んでしまっているわけで?
二つ目の原因…単なる冷却水漏れ。この場合は漏れている場所を特定して、そこの部品を交換することになる。実は、こっちの方が厄介?

水道水をタンクに注入して、MAXのラインまで入れた。これで復活のさきもり号?
今回のクーラント減少を受けて、メーカー保証期間(3年または6万キロ)の間に漏れなどがないかの精密検査をランドローバー京都で受診することにした。それに伴い、前後デフオイル、トランスファーオイル(センターデフオイル)の交換も実施(正規ディーラーだと少し値が張るが)することにしたのだった。受診日は7月13日の予定。
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