Defender ドナドナ日記3(メーカー保証修理における代車の扱い)

Defender

 

 今回のエンストとエンジン警告灯点灯の件で、さきもりちゃん(我が家のDefender90)は京都へ緊急搬送され、我が家は自転車生活となった。日頃から自転車通勤(片道20キロ)していたので、日常的には大きな変化がないが、買い物、トクチンのサッカーの試合への送迎、月に1~2回の山梨への帰省、休みごとに出かけている山行、これらは車なしには考えられないことである。そこで、意識に入ってくるものが、代車である。車検の時など普通に借りられてきたので、今回もあまり深く考えずに代車が登場するものと思っていたのだが・・・。

 サービスの人との電話で

「防人さんの保険のレンタカー特約を使って頂くことになります」

との返事に、しばし考えて、それはおかしいだろうと思ってしまった。こちらが原因の事故とかで、車を修理に出すときに、自分の保険の特約を使うのはわかるが、今回のエンストはメーカー側の原因で、それで修理に出して、僕の保険を使うのは理屈が通らないではないかと思ってしまったのである。もちろん、レンタカー特約は使っても保険の支払いや等級に影響はないと言われているが・・・。周囲の人に聞いてみても、みんな「それはないだろう」という反応。

 30年間、三菱パジェロに乗り続けてきたが、車検で代車を出してもらったこと以外、数日以上修理にかかる故障などはなかったので、代車が出してもらえなくて不便に思ったことは一度もなかった。が、しかし、今回はさきもりちゃんがいなくなってかれこれ一週間くらいになるが、あとどれぐらいかかるか見当もつかない。また、ネットで読んだ話では、ディフェンダーのパワステが壊れたが、部品がなく、本国でも欠品していて治るまで半年くらいかかったというのがあった。その半年間、代車はなくレンタカーでしのいだという苦労話だったと思う。その時は、「そんな大変な人もいるのだなあ」と他人事であったが、自分がこうなってみると他人ごとではなくなるものだ。そんなこんなで、今回、代車についてネットで軽く調べてみたので、その結果をまとめておこうと思う。

 まず、保証修理におけるメーカーの立場は、故障に伴う二次的損害に対して一切の責任を負わないということである。メーカーは一次的損害、つまり故障修理について責任を負うが、そのことで、車で通勤できなくなったこととか、車での釣りに行けなくなったとか、釣に行ったけどボウズだったとか(これは腕の問題で関係ないか)、このような損害は対応しませんよと言うことが、ランドローバーの保証書の中に書かれているのだ。これは、家電製品の保証書も調べてみたが、同様な文言を見ることが出来た。冷蔵庫が壊れてしまった場合、その修理には責任持つが、なけなしの金をはたいて購入したシャトーブリアンが腐ってしまったとか、冷蔵庫運搬にかかった費用だとかなどまでは対応しませんとうことらしいのだ。我々はこのような保証書のもとで売買契約を交わしているわけだから、代車について声高に権利を叫んだとしても、メーカーは対応してくれない。一方、メーカーとお客さんの間に立つディーラーが車検などの時に出してくれる代車だが、これはディーラー側のサービスであって、義務ではない。現にトヨタのディーラーで調べてみたが、代車がそもそもないところ、あったとしても費用が発生するところもあるらしいのだ。結局、僕が電話で

「メーカー側の問題で修理に出して、代車も出さずに僕の保険の特約を使うのは理屈が通らない」

と叫んでいたこと自体が理屈が通らないということなのだ。車検や、日程が明確に分かっている修理などは代車の手配はしやすいだろうが、今回のさきもりちゃんのように急な話で、いつ治るかもわからない不定要素満載の事例に代車などを出そうものなら、他のお客さんの定期点検に多大の影響が出ることは必至であり、このような案件に代車を貸し出すわけにはいかないのも自然な話なのである。パジェロのような国産車ではレンタカー特約の必要性を感じることはあまりなかったが(30年間のパジェロ生活でエンジン警告灯が点灯したのは、一番最後に中古車で買った10年落ちのパジェロの時のみだった。この時も、その日のうちに修理完了した)、ディフェンダーのように故障(僕としては、故障ではなく個性”こしょう”と呼びたいが!しかし、新車で購入し、一年の間に二回のエンストとエンジン警告灯点灯というのは、やはり故障多いよね)の頻度が国産車より高く、部品の調達もイギリス本国からのように日数がかかる外車の場合、レンタカー特約の必要性が高いのだろう。まあ、だからM田氏もそのことをよくわきまえてくれていたからこのような特約を設定したと解釈できるのだ。ただ、このレンタカー特約は一つの案件に対して15日~30日くらいの期間しか使えない(僕のヤツは15日)。異なる案件であれば何度でも、等級や保険料に影響することなく使えるらしい。しかし、今回の件について15日は十分な時間なのかと言うと、何とも心もとない日数だ。仮に、今回のレッカー移動日からこの特約を使ったとすると、このブログを書いている現段階で一週間が経過してるわけで、あと一週間ちょっとしかレンタカーは借りることは出来なくなる。部品を本国取り寄せとかなると、平気で数カ月が経過するわけだから圧倒的にレンタル日数が足りないのだ。

 このような状況を目の当たりにして、最近の妄想は、コミコミ30~40万くらいのジムニーを購入するのはどうかというものだ。ネットで調べてみると、割とそのような個体は存在している。ただ、走行距離20万キロ(軽自動車で走行距離20万kmてどうなのよ?)以上、走行距離改ざんあり、走行距離不明、修復履歴あり、錆がガンガンに車体に浮き出ていたり、凹んでいたり、…と怪しげなものがほとんどである。「しかし、だから気楽に激しいオフロードに行けるし、M田さんの子分にもなれるか!」なんて考えたりもしているのだが・・・。

 さて、我がさきもりちゃんの退院はいつになることやら?正月はどうなるのだろうか??

今日は自転車(名古屋では"ケッタ"という)で、春日井のふれあい緑道を経由して、県営小牧空港に向かう。
県営小牧空港に到着。ここは飛行機の離発着をまじかで見られる公園だ。我々の目的地は写真左上の建物だ。
空港横にあるショッピングモール"エアポートウォーク"に到着。周囲の道路は渋滞気味だったが、我々は自転車なので関係ない。「ケッ!車なんぞに乗っているから渋滞に巻き込まれるんだわい」と負け惜しみ的な優越感に浸る防人だった。
今日は"ゴジラ‐1.0"をトクチンと見に来たのだ。この写真を中さんにラインしたら、世の中の「ディフェンダーだからね」という風潮に、「生きて抗え。」と返信が来た。抗いきれず、押し流されている感の防人だったが、目が覚めた思いだ。しかし、どのように抗うのだ!

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