デフオイルの交換をすることなく5万7千キロも走ってしまった。本来なら3万キロあたりで一度交換しようと思っていたのだが(新車なので、最初はギア同士が擦れ合って削り粉が多めに出そうな気がしたから)、エンストに伴う入院とかがあって、なんやかんやでここまで乗ってきてしまったのだ。ランドローバー社の車はデフオイルの指定が細かく決められており、レンジローバーファミリーの中でもレンジローバーとイヴォーグで指定オイルは異なるようだし、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンでも指定されているオイルは微妙に違うようなのである。そして、メーカー側からは「これらのオイル指定に忠実に従ってほしい」という通達がディーラー側には来ているようである。
ディフェンダーなどの四駆の場合、デフ(ディファレンシャルギア)はフロント、センター、リアの三か所にあり、この三か所は四駆魂が込められている部分でもある。だからこれらのデフが滑らかに動くようにデフオイルを定期的に交換することは四駆乗りにとってとても重要なことなのであるが、どのくらいの間隔で交換すればよいのかについてはエンジンオイル同様に色々な意見があり、5万キロ毎だ、7~8万キロ毎だ、…とどれを信用してい良いのかこれまた悩ましい。ただ、レンジニアスの篠田さんが動画で「新車の場合の初回は2万キロ前後で交換しておいた方が良い」と言っていて、交換した時のオイルの様子を見たのだが、その時のオイルは割と綺麗だったような気がした。なので、もうちょっと長く乗ったとして3~5万キロでもいいのかもと思ったりもしたのだった。しかし、大事に乗るのであれば最初の交換は2~3万キロで一応やっていおいた方が良いのかもしれない(しまったッー!ついつい乗りすぎてしまったぞーッ!)。

名古屋の家を早朝三時に出発し、琵琶湖に6時に到着。ディーラーに行く前にひとちゅり楽しんでからという魂胆の防人だ。

湖北のマキノ町を流れる知内川の河口。ここで昔いい思いをしているので夢よもう一度と思ったが、何だか知らないけれど釣り禁止にされていた。

沖には竹生島が見えますなぁー!しかし、我が毛バリには全くバス君反応せず、ひたすらキャスティング練習をしただけで、虚しく時間が過ぎ去っていった。

9時40分ごろに(オープン時間より20分ほど早く)ランドローバー京都到着。マッドブラックのレンジローバーの出迎えを受ける。
今回はクーラントの減少も気になったので、メーカー保証期間(3年または6万キロ!因みに、さきもり号は3年を待たずして、もうじき6万キロ!7カ月の代車期間中に、代車で1万8千キロ乗っているので、合計すると7万8千キロですぜぇ!)内にしっかり見てもらおうと思い、デフオイル交換と合わせて今回ランドローバー京都にて検診を受けることにしたのである。更に、10月(及びその二か月前までの間)が初車検でもあるので、そのための事前検査も兼ねてもらうことにしたのだ(一石三鳥だね)。そうしてみたら、中さんのレンジローバーもエンジン警告灯点灯に伴う部品交換があるらしく、三日間の入院らしい。そんなわけで、中さんとはランドローバー京都のショールームで待ち合わせをして、「昼飯でも食べに行くか」といういつもながらのパターンに落ち着いたのだ。

今日は祇園祭り関係のイベントで(祇園祭りは7月14日から始まり、フィナーレの山鉾巡行は毎年7月17日)、ショールームはお祭りモード。スーパーボールすくい、かき氷、たこ焼きなどが無料で振舞われた。写真のたこ焼きは営業の人が作ってくれたもので、タコがたっぷり入っていてとても美味しかったですなぁー。

防人のもとにショールームの皆さん集まって来て集合写真をパチリッ!防人は人気者?(勘違いしてるんじゃないぞッ)。皆さん浴衣姿で祇園祭モード全開。こんな楽しい雰囲気についつい財布の紐も緩んで、「M田君、オクタ一台ヨロシク」なんて!ことには絶対ならないよ。

今回は中さんと防人で代車のイヴォーグオートバイオグラフィを使わせて貰った(本当は、防人にも代車を用意してくれたらしいが、二人で一台で十分なので断ったのだ)。電動モーターとインジニウムガソリンエンジンの組み合わせで、軽やかな出だしは気分良すぎであった。アクセルをチョコンと踏んだだけで、ピューッと動き出してしまう。モーター恐るべし。

巨大なタッチスクリーン(ちなみに防人はタッチパネルは小さくて十分!何ならない方が良い。旧式の物理的ダイヤル、スイッチの方がはるかに落ち着くのだ。昭和的を引きずり続ける防人)、高級感あふれるセンターコンソール周辺、更にはシートヒーターだけでなく、シートクーラーも装着されていて、京都の町中を歩いて汗まみれになったが、おかげで急速冷凍してもらえた。

中さんが見つけた"キッチンなかお”という所に行ってみた。京都の路地を歩いていると思わぬところにお店屋さんが現れるので、とても羨ましい。

これは中さんがオーダーしたカニクリームコロッケだ。中さんとお嫁ちゃんによるととても美味しかったとのこと。見ているだけでご飯が一杯食せてしまいそうだ。

こっちはお嫁ちゃんが注文したハンバーグとエビフリャーア(名古屋的に発音してみた)のセット。このキッチンなかおは創業50年くらいとのことで、今のマスターは二代目らしい。常連さんに味が支持されて続けてきた証拠ですな。

愛知ハンバーグ連合?会員の防人としてハンバーグに専念しなくてはなるまい。ここのハンバーグは具をしっかりとこねくり回して作ってあって、ジューシーで柔らかく箸で食べやすいタイプ。更には目玉焼きが乗っているところが防人好み。

"キッチンなかお"で昼飯後、オジサン二人(防人と中さんは甲州の山猿なので、祇園祭だとか五山送り火だとかにとてもワクワクしてしまうのである)で真夏の、しかも真昼間の京都の町中に、山鉾たちの視察に繰り出したのだった。

山鉾たちの旗艦である"長刀鉾"。この鉾は巡行の時、先頭を飾り、生稚児さんが乗ると思うのだが、詳しいことは京都人に聞いてくれ。確か、刀で縄を切断するんだったかな?

路地に入ると"菊水鉾”というのが鎮座していた。この鉾の前に女性が四人ほどいたが(写真中央)、いかにも生粋の京都人ぽくて、みやびな雰囲気が漂いまくりだった。

帰路は雄琴、琵琶湖大橋、さざなみ街道、近江八幡、永源寺(写真は永源寺ダムのダム湖)、員弁、多度と抜けて、濃尾平野(名古屋)へ。楽しい一日でした。
今回のデフオイル交換と車検の予定費用をここに書き記しておくことにする。
デフオイル交換について!
前後デフオイル交換
部品料:16000円 整備料:30600円
トランスファーオイル(センタデフオイル)交換
部品料:11400円 整備料:14400円
合計 72400円 消費税 7240円 合計 79640円
注意 2023年時は上記交換をすると60500円+消費税だったから、1万円ほど値上げしたようですな。レイブリックの人も言っていたが、現在の所、社外品は無いので純正品でしか交換できないとのこと。更に、レイブリックでは新型ディフェンダーでデフオイル交換に至った車両はまだ無いらしく、また、車種ごと、エンジンごとにデフオイルは異なっているようなので、さきもり号一台のためにデフオイルの種類を調べる手間をかけ、更にはそのオイルを仕入れたとしても、人気のディーゼルタイプのディフェンダーD300、D350には使えないので、在庫として余る可能性もある。であるから、どのようなランドローバーの新型車種にも対応できるディーラーで交換する方が現時点では得策と判断したのだ。もう少し時間が経ち、社外品なども出てきて、新型ディフェンダー達のデフオイル交換も頻繁になってきたら名古屋でも容易く、お安くやれるようになる日が来るのでは!
車検について!!
重量税 :41000円
自賠責 :17650円
代行手数料:22000円 合計80650円
ここまでの費用は絶対必要なもの。
次に、ランドローバー京都で行うことでかかる別途費用。
車検点検整備作業一式 :71000円(細かな点検色々)
車検検査費用(測定機器使用):17000円(テスター装着など?)
車検マイナーパーツ(グリス、油脂、パーツクリーナー):2000円
産業廃棄物処理費用 :2000円
ブレーキオイル交換 :4200円(部品代)+9000円(整備料)
エンジン冷却水(クーラント)交換:12500円(部品代)+18000円(整備料)
エアーエレメント交換 :10900円(部品代)+3600円(整備料)
エアコンフィルター交換 :14800円(部品代)+9000円(整備料)
合計 174000円+消費税17400円=191400円
車検総費用 80650円+191400円=272050円なーり!
注意
〇ブレーキパッド残量前後とも10㎜で交換の必要性なし。
〇タイヤ溝残量6.3㎜でまだ交換の必要性なし。
〇バッテリー 電圧12.56Vで元気元気!一般的にディフェンダーの場合、3年で交換したほうが良く、もって4年だそうだ。そういう意味では今回は交換の必要性ないとのこと。長距離運転がメインだからもしかして5年くらい持ったりしないかなあーと期待している今日この頃。
一般に、ディーラー車検は高い。これに対して民間車検に出すととても安い。ディフェンダーについてのあるブログに、ランドローバーの正規ディーラーに車検を依頼したところ、見積もりが47万円となったので断りを入れ、民間車検でやったら14万円となり差額33万円も安くなりとても良かった的な内容が書かれていた。しかし、そのブログに載っている二社での検査内容をよーく見てみると、民間車検ではエンジンオイルとバッテリーぐらいしか交換されておらず、デフオイル、ブレーキオイル、クーラントなどは全く手を付けていない状態であった。更に、詳しく見ると、ディーラーの方はラストナイザ―アンダーコート施工、フロントワイパーブレード交換、エアコンフィルター交換なども含まれており、防人としてはやっておいた方が良いと思われる内容が十分に盛り込まれていたのである。民間車検ではこれらが全部省かれているわけだから安いのは当然である。更に、ランドローバーの車ばかり見ているディーラーサービスの技術力と眼力を持って車をなめるようにチェックしてもらうことは、長く乗るためには必要なのではないかと思ってしまうのだがみなさんはどのようにお考えだろうか。
追記!しまったぁー!N美さんにデフオイル交換の写真を撮ってもらうのを忘れてしまったぁー!!
コメント