Cucina Lagrange 洋食屋さん(愛知県安城市 れすとらん仔馬 秋葉本店)

Cucina Lagrange

 その昔、安城市にあるデンパークというところに、奥さんと娘の三人で(当時、娘は二~三歳くらいで、トクチンは生まれてなかった)で行った。その時はMTパジェロZRで、後部座席にチャイルドシート装着して、色々な公園に出かけていたものだ。デンパーク到着して、まず昼ご飯を食べようということになって、レストランに入ったのだが、奥さんは娘に

「トイレに行っておこうかぁ!」

と問いかけたが、娘は

「大丈夫!」

と自信満々に答えたので、そのまま入店してランチを注文したのだった。ご飯が運ばれてきて娘は奥さんの膝の上に抱っこされて、昼飯を食べさせてもらいだしたのだが、娘は途中でやにわに腰をフリフリしてぶるぶるッとした体の動きをしたように思った瞬間、

「アッ」

という奥さんの叫び声。娘を持ち上げてみると、奥さんの大腿部のジーンズはびしょ濡れである。このように家族で出かけている時、娘の着替えは持ち歩いていたが、奥さん(や僕)の着替えはまさかおもらしすることは無いはずなので、持ち歩くことはしていなかった。その後、奥さんは濡れたジーンズで公園内を散策する羽目になったのだが、よりによって時期は11月の寒い日だった。

 Ayuさんから、”れすとらん仔馬”というハンバーグの名店が安城市にあるという情報がよせられたので、

「チームさきもり愛知本部の活動として、そのお店に調査に行きましょう」

ということにった(チームさきもり東京支部の支部長はてんぷらさんである。勝手に支部長にされているてんぷらさん)。防人にとって、安城をはじめとして、刈谷、岡崎、知立、高浜などの西三河地域はドライブするのが難しい地域なのである。道が斜めに曲がりながら方向を変えていくので、曇りの日など南東に向かっているつもりが、気が付くと東とか北に向かってしまい元に戻ってしまうようなことになり、自分が今どこを走っているのか見当がつかなくなる(カーナビ使えよッていう話だが、防人はナビは嫌いだ。ドライブ前に地図を頭に入れて、妄想してから出かけるのが好きなのである)。今回は、安城という不慣れな場所で、昔一回だけデンパークに行ったことしかない所なので、入念な地図の暗記と、十分な時間(二時間の所要時間を想定)を確保して出かけたのだが、途中で道がわからなくなり、渋滞に巻き込まれたりして、到着したのは予約時間11時ギリギリだった(ちょっと過ぎだった)。

 午前11時オープンだけど、車が続々と来てどんどん人が扉に吸い込まれて行く。チームさきもり愛知本部としては前もって予約しておいたので、のんびりと優雅に入店したのだった。
 スープはコーンポタージュか桃の冷静スープだった。ここは初めての入店なので、比較可能なコーンポタージュにした。しかし、桃のスープも食してみたかったなあ。
 仔馬ランチがやってきました。ハンバーグ、エビフライ、ポークジンジャー、スパゲティナポリタンと防人が好きなものばかりだ。これはヤバすぎる。
 ハンバーグは防人が目指すところの、きめの細かいハンバーグ。それでいて、しっかり肉の味もあり言うことなし。
 ご飯は大盛りを注文した。しかし、おかずが好きなものばかりなので、これぐらいでも足りないぐらいだ。もちろん、これで十分お腹はいっぱいになるけどね。

 牛豚合いびき肉を複雑に混合させて手ごねされたハンバーグは、つなぎは極小にされていて、肉の味がしっかりと閉じ込められていている。そのハンバーグの上には深みのあるデミグラスソースがふんだんにかけられていて、最高においしい。防人が目指すハンバーグのお手本のような感じである。更に、このハンバーグに加えて、エビフライ(&タルタルソース)、ポークジンジャー、スパゲッティナポリタンが盛り付けられていて、どれも好きなものばかりなので、一体どれから食べたらよいかわからないぐらいの幸せな気分にさせられる。ご飯大盛りもしっかりとした盛り付けで言うことなし。味、量、店の雰囲気、値段どれをとっても申し分のない最高のランチタイムであった。

 その後はAyuさんが一時期みたらし団子にハマっていた時に、来たことがあるお店がこの近くにあるらしいので、案内してもらったのだが。防人的には、すでにお腹いっぱいで、「みたらし入るかなあ!」という感じであったが、とんでもなくおいしいみたらし団子で、三本サクッと食してしまった。この旭軒という和菓子屋さんでは、みたらしが注文されてからお餅を焼き出すのである。お餅は表面がカリッ、中はフワフワのきめ細かいお餅で最高に柔らかい。そこに、甘辛い(どちらかというと甘め)のとろみあるたれがたっぷりとかけられている。本当においしいみたらしであり、このような団子は今までの人生で食べたことが無い。更に、形状は串方向にお団子が圧縮された形になっていて、最後のお餅の位置が、それを口に入れた時、串が喉に刺さらないような丁度良い位置に来るようになっているところが、これまた憎らしい演出である。

 安城中心街にある和菓子屋さん「旭軒」に移動して、ayuさんお勧めのみたらし団子を注文した。
 焼き立てのお餅は、表面がカリッと中がフワフワとなっており、こんなにおいしいみたらし団子は人生で食べたことが無いぞ!

 ランチのハンバーグとその後のみたらし団子はどちらも最高の出来で、第一回のチームさきもり愛知本部研究会であったが、もはやこれを越えるのは不可能なのではないかと思われる内容だった。次回はどうなるのだろうか?更に、チームさきもり東京支部の研究報告も期待されるところである(勝手に期待されてしまっている!)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました