ランドローバー京都に行くたびに、なるべくハンバーグ店に行くようにしている。そうしてみて気が付いたことは、京都はハンバーグ店(ハンバーグに力を入れているお店)が多いということだ。それに比べて名古屋地区はハンバーグ関係のお店が少ないような気がした。しかし、これは灯台下暗しで、名古屋地区のハンバーグ店をしっかり研究していないからなのかもしれない。
と言うことで、早速行動に移した防人が向かった先は覚王山(かくおうざん)である。ここは日泰寺と言うお寺の寺町が広がる名古屋では昔ながらの街並みが残る風流なところである。日泰寺にはなんとお釈迦様の骨が安置されているらしい。防人としてはお釈迦様は架空の人物と思っていたのだが、どうも実在したらしいのだ。明治期にイギリス人がインドで遺骨を発見し、その箱に書かれている文字などの総合的研究の後、その骨はお釈迦様のものであることが分かったそうで、それがタイ国王の手に渡り、巡り巡って日本にも送られてきたというのだ。そのため、このお寺は日本とタイ(泰)の友好の象徴にもなっているらしい。このようなお寺の性格上、日泰寺は日本の仏教徒のための日本唯一の“いずれの宗派にも属さない”寺院らしいのだ。こんなすごいお寺がありながら、日泰寺の境内には一度も足を踏み入れたことが無い防人であった(お恥ずかし)。この日泰寺周辺にはおしゃれなCafeやレストラン、雑貨屋さんが立ち並び、名古屋では人気の場所である。この街並みの一角に今回の目的地「キッチン&カフェひらき」はある。昭和35年創業というから、防人より10歳くらい年上だ。

これが日泰寺!周囲にも寺院関係の建物が!

覚王山の周りには神社も多い。
この「キッチンひらき」は、以前は緑と黄色の独特なビル(センスいいとは言えない)の一階にテナントとして入っていたと思うのだが、2022年に現在の所へ移転したのだ(完全に持ち家になったということだろうか?)。覚王山の街並みが好きで、通勤途中よく自転車でキッチンひらきの前を通るのだが、昼時はいつも行列ができている。今回はたまたま行列が無くて、スムーズに入店できそうだったので、久しぶりに寄ってみることにした。中に入ってみると、ほぼ満席だったが、席は二三か所空いていて、スムーズに座ることが出来た。防人のオーダー内容はハンバーグと有名な蟹クリームコロッケのセットだ。

1960年というと、防人が生まれる9年前からやっていたわけだね。その頃は中央道は全面開通していなかったし、恵那山トンネルも掘っている最中だったと思われますな。

ハンバーグ、カニクリームコロッケに加えて目玉焼きがハンバーグの上に鎮座している。これは防人が大好きなものばかりで、ご飯が何杯あっても足りないぞ!

もう少し近づいてみよう。カニクリームコロッケは熱々のトロトロ。ハンバーグはどちらかというと粗削りなお肉の触感が楽しめる感じ。その上の半熟卵を崩して絡めると最高の状態へ。キャベツの隣にチョコンと居座るスパゲッティサラダも最高です。

食べ終わって外に出ると、いつもの行列が。相変わらず、平日も大人気な"ひらき"なのでした。この周辺は昔ながらの街並みもあり、食後はのんびり散歩するのもおススメ。弁財天という大福屋さんや、英国屋という紅茶を扱うお店があったり、覚王山アパートという芸術家の集まる古びた建物があったり。
防人はおかずに対して多めのご飯を食べる傾向がある。その傾向はおかずが好物だったり、美味しかったりすればするほど強まる。ハンバーグなどはごくわずかの量でご飯一杯行けてしまう。なので、ひらきのハンバーグはかなり危険だ。まず、ハンバーグでごはん多めに食べてしまうのに、そのハンバーグの上に大好物の目玉焼きが乗っているとあっては、ご飯を何杯もお替りしなくては収拾がつかなくなってしまう勢いだ。学生時代なら間違いなく3~4杯はお替りしていたはず。まあ、流石に現在は大盛りご飯で間に合わせているのだけど。これに対してカニクリームコロッケなどのコロッケ類はあまりご飯を欲しない(あくまで防人個人の意見)。このコロッケというものはご飯のおかずというより、それ自体でself‐containedなものだと思うのだ。そいう意味では安心して(ご飯の量が多くならないから)食すことが出来る。
さきもりブログでは色々なご飯屋さんのことを書いてきたが、あちらこちらに散らばってしまっていて、自分でどこへ行ったか分からなくなってしまっているので、今後、このようなご飯屋さん特集にまとめ直していこうと思っている。また、今後行くご飯屋さんもまとめていきたい。死ぬまで、高々有限回の食事!楽しまなくてはね。
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