Cafe Lagrange 雨読編

数学、物理(特にラグランジアンの多様性について)、その他に勉強したことなどのまとめ。

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Cafe Lagrange (雨読編13:二階微分方程式とラグランジアンの関係)

今まで雨読編を書いてきて防人としての準備体操も出来たかなあと思われるので、この辺りからいよいよ本論に入って行こうと思う。これは過去10年以上に渡って仕事や家族と過ごした合間の空き時間をすべてつぎ込んで計算してきた内容である。典型的な解析力学...
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Cafe Lagrange (雨読編12:定数係数二階微分方程式の解き方 その4《定数変化法は嫌いだ編》)

雨読編11での『珍人』についての深く鋭い考察論文が中さんより届いたので、まずは読んでいただきましょう。  M木教授が「防人教授(オヤジのこと)は珍人ですな」と普通にコメントしてしまうことからも分かるように、『珍人』と言われる人には、所謂『自...
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Cafe Lagrange (雨読編11:定数係数二階微分方程式の解き方 その3)

僕はどうも『珍人』(振る舞いや言動が不通と変わっている人)らしいのだ。ランドローバー京都創業以来の珍客として、営業のM田さんから「SVクラス」の認定を受けているし、職場でも女帝殿から 「我が社の社員は変わった人が多いけど、その中で防人さんと...
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Cafe Lagrange (雨読編10:定数係数二階微分方程式の解き方 その2)

浪人の時の夏(防人は一浪しているのである)、大阪の梅田コマ劇場で”レ・ミゼラブル”というミュージカルをやっているという情報をテレビで知った。それまで、ミュージカルと言うと、山梨の田舎で見た地域の劇団の子供向けのモノだったり、お母さんと一緒の...
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Cafe Lagrange (雨読編9:定数係数二階微分方程式の解き方)

物理や数学への情熱に燃えて大学に入学し、一カ月くらい経ったころ、大森英樹氏の著書『力学的な微分幾何』という本の自主ゼミに参加した。そのゼミの大学院生の先輩が、ある時、元気な僕に向かって、 「おまエーッ!ランダウの『力学』は読んだか」 と聞い...
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Cafe Lagrange (雨読編8:天体の運動と極座標)

日本では『安全』と『安心』を同一の文脈の中で『安全・安心』という使い方をすることが多々ありますが、僕はこの言い方が気になって仕方ありません。記憶の限りでは、昔はそのような言い方をしていなかったと思うのですが…。  そもそも、『安全』と『安心...
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Cafe Lagrange (雨読編7:変数変換の背景)

今回はワードで描いた図をブログに張り込む訓練をしようと思いました。しかし、PCだとかスマホだとか、現在の情報端末系すべて苦手、というより嫌い(大嫌い)な僕としては、新しいことをやるのも一苦労。対照的に奥さんはプログラムやネット環境をいじるの...
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Cafe Lagrange (雨読編6:世界で最も美しい公式 の導出)

団塊の世代の人たちへのアンケートを見ていた時、後悔していることは?という質問に対する回答に”育児に全くかかわらなかった”を挙げている人がとても多くいました。そこで、僕は子供を授かるという幸運に恵まれたとき、育児には積極的に関係して、後悔ない...
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Cafe Lagrange (雨読編5:マーダヴァ・グレゴリー・ライプニッツの級数 その2)

娘ロストで悲しみに暮れている名古屋の我々とは対照的に、娘は信州松本での生活が楽しくて、日々出会う初めての体験に心躍らせる毎日のようです。「今日は美味しい定食屋さんを発見した」、「モンゴルの留学生の人と友達になった」、「お父さんは精神年齢が小...
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Cafe Lagrange (雨読編4:マーダヴァ・グレゴリー・ライプニッツの級数)

職場ヘは20㎞くらいの距離があるのですが、日ごろは自転車で通勤しています。ただ、その日はたまたま車(パジェロZR)で通勤しました。車を職場の駐車場に入れてエンジンを切ろうとしたちょうどそのとき、 「今日のゲストは記憶の達人の方です」 「原口...