追い越しレーンを走行していると、前方の走行レーンに極めて遅い車の一群が目に飛び込んできた。バスを先頭に3~4台の車が時速30㎞以下で走行している。バスが故障?異様な遅さに追い越しレーン前方の車のスピードも急激に落ち、我がさきもりちゃんの衝突アラームが鳴り、こちらも急減速。と同時に前方の車がそのゆっくり走る一群の車たちの後方に車線変更したので、??? 元のスピードに戻そうとアクセルを踏み込んだその時、目に飛び込んできたのは…、
高速道路の追い越し車線をピョコピョコとはしる白いワンちゃんである。再び、急ブレーキ!後続車も急ブレーキ!危うく突っ込まれるところだったわい。我がさきもりちゃんは白いワンちゃんの後に沿って追い越しレーンをゆっくり走り続ける。ほかの車も、はしゃいで(そのように見えたが本当は焦っていた?)走り回る白いお犬様の後をゆっくりと追走する。しばらく行くと、お犬様は中央分離帯側によって走り出したので、彼(彼女?)の左側をゆっくりと通り過ぎることが出来た。徐々にスピードを戻し、米原の北陸道分岐あたりでやっと通常走行に戻れたが、あのワンちゃんはいったいどうなったのだろう。無事に高速道路から出られたのだろうか?
その後、彦根のインターで降りて、町中のフレンドマートに立ち寄り、昼飯を買う。近江(滋賀)とくれば平和堂、平和堂とくればフレンドマートだ。僕とトクチンの間では、近江の山城に行くときはほとんど毎回どこかのフレンドマートで昼飯を買うのが定番となっている。
さざなみ街道を近江八幡に向けて走るのだが、琵琶湖を眺めながらのドライブは気分がよく、さきもりちゃんも心地よさそうである。信号もほとんどなく、時速50~60㎞でエンジンも1200回転前後くらいで言うことなし!燃費も12㎞を越えて運転評価は99%だぜぇ。近江八幡の長命寺を過ぎて、湖岸緑地岡山園地のパーキングにさきもりちゃんを駐車し、その琵琶湖岸でまずは昼飯だ。



昼飯も終わったので、いよいよ水茎岡山城を攻めることにするか。この付近は、昔、内湖(水茎内湖)だったようで、この岡山城は周囲を内湖に囲まれた「湖中の浮城」として知られていたようだ。築城は南北朝時代で、佐々木六角氏の湖上警護の支城として築かれたらしい(”近江の山城 ベスト50を歩く”参照)。昼飯を食べた公園からさざなみ街道を横断したらすぐに登城口を発見。山の中腹まで直線的な階段が続く。






階段を登りきったところで振り返ると、琵琶湖や近江八幡周辺の山々を垣間見るとことが出来た。配水槽方面の階段を上がらず、そのまま直進(黄色矢印方向)。



分岐から少し行くと、急登になるがそれもすぐに終わり、岡山城の遺構群が残る頂上に到達。しかし、そこはササの藪漕ぎが待ち受けていた。岡山の山頂にはそれを示す札とササに覆われたベンチが横たわっていた。座る人がいるのだろうか?頂上で昼飯を食べようなんてあまり考えない方がよさそう。ササに覆われて昼飯食べてもあまり落ち着かないからね。まあ、この藪漕ぎの状況からは5月以降は絶対登るのはやめた方がいいだろうな。適期は冬だね。



頂上には二つの曲輪があり、その間には堀切が掘られている。頂上曲輪の周囲は切岸がめぐらされていて、さらにその下には帯状の曲輪帯が配されている。ササに気を取られていると見逃してしまいがちだが、割としっかりとした遺構が残されている感じだ。





ササに覆われた山城巡りから、さきもりちゃんを駐車した公園に戻ってきた。ここでCafe Lagrangeをオープンし、コーヒー豆を挽き、ドリップして、コーヒーが完成。コンビニのパンをお供にコーヒータイムだな。



その後は、さきもりちゃんとドライブタイム。さざなみ街道から長命寺の所を、彦根近江八幡線に入り、琵琶湖沿いに走る。再びさざなみ街道に戻り、米原から醒ヶ井、柏原宿、関ケ原、垂井、大垣、岐阜羽島、一宮(珍しく、ここでブロンコビリーにより、ハンバーグを食べた)、小牧、そして名古屋と下道のんびりドライブを楽しむことが出来た。

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