Cafe Lagrange(晴耕編 吉祥山 2023.2.12)

Cafe Lagrange 晴耕編

衣笠山登山で知った中央構造線がらみで豊橋の吉祥山に登ってみようと思った。

衣笠山のお話はこちら→衣笠山

中央構造線についてはこちら→雨読編中央構造線

「愛知県の山(山と渓谷社)」によると、吉祥山の山頂には角閃石片岩?の露岩があるという。なんだかよくわからないけど、吉祥山の位置は中央構造線の東側、つまり、外帯なので三波川変成帯ということになる。これは何か関係があるかもしれないということで(本当はただ山に登りたいだけだけど、科学的理由をこじつけるとなんか知的でかっこいいよね)現地調査もかねて登山してみようと思ったのだ(思っていない。単なるこじつけ!)。息子のトクチンは定期試験のため、僕とさきもりちゃんの二人なので高速使う気はなく、下道で豊田から301号線で作手村経由で新城へ。適度なコーナリングの連続にさきもりちゃん(Defender90)は機敏に反応してくれて、攻めの姿勢で突入できるところが今までのパジェロ(ロングだったからね)と大きく違う所。コーナーで踏んでいけるんだからすごいと思う。

道の駅 つくで手作り村!301号線を使うときは必ず立ち寄る。周囲には文珠山城、古宮城、亀山城、塞之神城、川尻城と沢山の山城があり、それらを歩いて見学するのもいい運動になる。ちなみに、奥の建物からの煙は火事ではない。焼き鳥みたいなものを焼いて観光客に売っているのだ。
吉祥山の駐車場はいっぱいで駐車できなかったので、奥に入ったところの広場に駐車した。
駐車したところから歩いて、入り口の駐車場に戻り、用を足した後、Aコースで出発。

吉祥山ふれあいの森駐車場は登山者の車でいっぱいなので、少し入ったところにさきもりちゃんを駐車し、5分ほど歩いて入り口に戻り、Aコースでスタートするが、今日は非常に体が軽く感じ20分で山頂に到着してしまった。ただ、頂上直下の登りはきつく、かなりハアハアしてしまったが!

登山道途中にある総合案内板。
吉祥山山頂!散らばっている石も角閃石片岩かな。
豊橋方面の景色。豊橋や三河湾がよく見える。
新城側の景色。301号線は写真左奥の山から豊川に降りてくる。写真中央奥から左下の方へ豊川が流れている。それに沿って中央構造線が走る。
今日の昼飯は銀座カリー辛口だ。僕にはちょっと辛かった。
角閃石片岩の露岩。三波川変成帯は、熱より圧力の影響で元の岩石が再結晶してできた結晶片岩からなっているそうだ。この結晶片岩の一種が角閃石片岩で、吉祥山はこの角閃石片岩で構成されているとのこと。愛知県では珍しいらしい。

頂上でごはんタイムということで、お味噌汁を作り、その後、レトルトのご飯と銀座カリーを温めること15分、昼飯の出来上がりとなり、夢中になって食べていると、後ろで「これが角閃石の露岩だよね」という声。オット、今座っているこの石が角閃石片岩か。飯に夢中ですっかり岩のことを忘れていた。

Cコース方向に下山。目の前の木には宿り木が!
この山の名前の由来になった吉祥天女の祠。この緑色の石は角閃石片岩だね。三波川変成帯の証拠か。これが伊良湖岬に行くと秩父帯になるのだったね。

頂上で50分くらいくつろいで、Cコースに向けて降りる。するとすぐに吉祥天女の祠にたどり着き、角閃石の露岩を眺め、ここでCコースと別れ更に尾根に沿って進む。どうもこの道は中部電力の作業道で、高圧電線の鉄塔の保守点検用の道なのかな。途端に登山者はいなくなり、以降さきもりちゃんの所まで誰とも会うことはなかった。

保守点検用の作業道!
尾根筋からずれていくので、藪に突入して尾根に向けて登り返す。
クゥー!背より高いササをかき分けて!
尾根に出ると車が通れる立派な道が。
高圧電線の鉄塔の点検は怖そうだなぁー。
登りは右手奥の尾根を登った。中央奥が吉祥山。そして、今度は左側の尾根を降りてきたのだ。

歩いている道が尾根からそれて降下し始めたので、何か違うと思い、崖を稜線に向けて登り返す。ゴソゴソ藪を漕いで尾根道に出てみるとなんとも立派な林道が。ちょっと興ざめだね。鉄塔の広場にたどり着いたので、そこでCafe Lagrangeをオープン。今日のおやつは名古屋星ヶ丘にある「パンのいえ」のオレンジの風味の菓子パンだ。コーヒーにはオレンジ風味よりチョコレートの方が合うなあと思った。このパンの家のチョコレート系のパンはチョコの含有率がとても高く最高なのだが、今回は変化球を狙ったのだが…。この日はとても暖かく、コーヒー後は眠くなったので(カフェインが効かないのか!)、30分くらいその場に横たわる。最高のお昼寝タイムだった。

ポーレックスのミルでコーヒー豆を挽いて、ドリップして…。いい香りだ。
オレンジママレード系のパン。
名古屋星ヶ丘にある「ぱんのいえ」。チョコレート系は最高。シナモンロールも最高。

寝起きなので、注意しながら下山開始。すぐに林道に出会い、さきもりちゃんの待つ駐車場へ。

保守点検用の作業道を降下する。
林道に出会う。
ポツンと一人(一台か!)待つさきもりちゃんはかわいいねぇ!

帰りは再び下道で、蒲郡、幡豆、一色、碧南、豊明などをドライブして名古屋に戻った。

途中、ファミマで僕の好きなコメダ(名古屋人のソウル喫茶だ)のコーヒー牛乳を買って、西幡豆の港で景色見ながら休憩。必要もないのだけど、ピクニックテーブルわざわざ出してくつろいだ。

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