Cafe Lagrange (晴耕編 みかくとう 2023.1.18)

Cafe Lagrange 晴耕編

ランチが200円で食べられる食堂がある!そんな情報が僕のもとに寄せられた。「今時、200円のランチなんかあり得ないだろうー!」正直そう思っていた。行ってみるまでは。

情報の主はy氏。y氏とはフライフィッシングの仲間で昔はよく釣りに行っていたが、ここ20年ほどは年賀状のやり取り程度の中が続いていた。そのような薄い均衡状態を打ち破ったのが、y氏からの”みかくとう”についてのメールだったのである。y氏はその後20年間、自転車に傾倒し、実業団の大会に参戦するような人たちが所属しているレベルの高いクラブに所属し、自転車の腕を(脚か!)磨いていたそうだ。僕の方も通勤は自転車だし、時には犬山、岐阜、琵琶湖など自転車で行ってみたりしていて、サイクリングは大好きなのだ。そのような二人で出かけるとなれば、当然自転車となる。さきもりちゃん(我が家のDefender90)はかわいそうであるが今日は家で留守番ということになった。

名古屋から蟹江まで、平均時速30km/hで悠々と走るy氏(66歳!本人曰く”独居老人”)の後を必死で追う僕(28歳! +25 永遠の青春真っ只中男)。「やっぱり、自転車を本格的なクラブでやっていた人は違うぜ」と筋肉が痛感してきたころに緑地で休憩となり、早速、Cafe Lagrangeオープンとなる。1時間ぐらい、空白の20年間のお互いの話に夢中になり、その後出発して目的地”みかくとう”に到着。

野点のコーヒーを楽しむy氏
みかくとうは1号線沿いにある
昭和な雰囲気に浸れる店内

外観、店内ともに昭和の中の昭和!寅さんやトラック野郎の映画にそのまま出てきそうなお店である。そして、メニューを見ると、ランチ定食…200円、たこ焼き…50円、ワッフル…40円、たい焼き…30円、…!?なんか、ゼロが一つ書き忘れているのではないかと思ってしまう安さ。ランチが運ばれてくると、五目御飯、焼きそば、マカロニサラダ(巻きずし付き?)、味噌汁としっかりした定食ではないか。五目御飯も、焼きそばもおいしい。その後、デザートにたい焼きを頼むと「ごめんなさい、もうないの。ワッフルが2つ残っているから、これ持って行って!」と言われて、僕は「えッ!」と思ってしまう。このおばちゃん、200円のランチを食べた我々に、ワッフル(40円)をただでもって行っていいと言っているのだ。呆気にとられたまま、ワッフルを口に入れるとこれまたおいしい!店の人々の温かい雰囲気、そして、このようなお店に来ているお客さんもみないい感じを醸し出していた。何といい店なんだ。

これに更にお味噌汁がつくのだ!
このワッフルはサービスしてもらった。一体どういうことだ?

お腹も、心もいっぱいになり、店を出る。蟹江川に沿って北上すると、これまたいい雰囲気。蟹江は海抜ゼロメートル地帯で、町の1/4は川、池などで占められている水郷地帯。蟹江川の堤防道路をサイクリングすると周囲の民家は川面より低いところにあり、天井川であることがわかる。

天井川の蟹江川
富吉建速神社
常楽寺

みりんの工場、神社、寺などが点在しとても風流な街並みだった。是非ともまた、訪れてみたいところだ。帰りはひたすら路地を目指してくにゃくにゃと名古屋に戻ってきた。サイクルメータをみると走行距離60㎞!ほんと心地よいサイクリングであった。

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