12月17日の日曜日は寒波が日本全体を覆い、朝から強風が吹き荒れていたが、明日からは休みなしの年末なので(この日記を書いているのも仕事が終わった12月31日、つまり大晦日だ)、今日のこの機会を逃したら年内は山に行けないだろう。そこで、時間は午前11時を過ぎていたが山支度を整えて、家を出発。この前、道に迷いながらたどり着いた天下峯から眺めた、六所山と焙烙山に登ろうと、豊田方面の松平を目指す。
今日のような寒波が来て、強風吹くときに外で飯なんて食べたら凍えてしまうので、途中、格安の380円均一の弁当屋さんを見つけ、そこのカツ弁当を、豊田の西山公園に代車のディスカバリースポーツを停めて、暖かい室内で食べた。今時、380円でこのレベルのお弁当が食べられることに感動してしまった。

右から尾根伝いに歩いてきて、黄色矢印の六所山、そこから下ってから登り返して、青矢印の焙烙山へ。道は良く整備されていて迷うことはない。

豊田梅坪駅近くの西山公園にディスカバリースポーツを停めて、室内でぬくぬくとお弁当を食べる。

ロースかつ弁当!他にも、ホッケの塩焼き弁当、唐揚げ弁当などみんな380円均一。これで利益が出るのかねぇー!。
松平東照宮の駐車場から尾根に沿って登る林道に入り、松平親氏の像や高月院を眼下に見ながら、高度を稼いでいく。林道松平坂上線を横切って少し登ると松平郷展望台に到着。そこからは豊田、岡崎、名古屋の景色が素晴らしい。この展望台から六所山までの丑廻り(うしまわり)というトレイルが林の中を尾根伝いに気持ち良く歩けておススメだ。ただ、この日は寒波来襲に伴う強風をもろに受けて、往路は左のほっぺの感覚がなくなり、復路は右側から雪が吹き付けて来て、右のほっぺに雪が積もるのではと思ってしまうような過酷さであった。

徳川家の始祖である松平親氏像を尾根沿いの高みから見下ろす。

少し行くと木々の切れ間から高月院を眺めることが出来る。、

高月院付近の尾根道の様子。

松平郷展望台からの眺め。豊田市や名古屋市、その向こうの山々は養老山系。

林道から別れ、丑廻りというトレイルに入る。

尾根に沿って心地の良いトレイルが続く。

この方角に伊勢神宮があるらしい。

松平親氏により建立された六所神社。

本宮山、猿投山そして六所山(611m)は三河三霊山と言われているらしい。山頂は木々に覆われていて展望は効かない。

焙烙山の登山者のための駐車場。かなり広く、人気のある山なのだろうか。今日は寒波により寒いからなのか一台も車が停まっていない。
六所山から焙烙山の間は、林道とか舗装道路(県道361号)などを歩くので、興覚めであまり面白くない。ただ、焙烙山の頂上は開けていて、見晴らしがよく、晴れて暖かい日には最高の昼飯場所になるので訪れる価値ありだ。ただ、今日のように寒風吹きすさぶ日は飯場所には向かないので要注意。

県道361号線と別れ、林道をしばらく歩く。

右手に「焙烙山近道」の看板で登山道に入る。

登山道は沢に沿って登り、そのうち林道に出合う。そこは駐車場を兼ねた広場になっていてトイレもある。

広場からは三本のルートがあるが、僕は中央の一番最短急登ルートを選ぶ。5分ほど登ると、反射板が現れた。

反射板の所から少し登ると、頂上の展望台が目に入ってくる。木が切り払われていて、見通しが効く明るい山頂だ。

焙烙山(684m)に到着。2005年まで、ここは豊田市最高峰だったが、現在はその地位を譲ってしまったようだ。

展望台に登り、北西方向を眺めると、雪雲がこちらに急速接近中であることを知るに至る。

南西方向には三河湾が光り輝いていた。手前の山は先ほど登頂した六所山。間に岡崎市。

焙烙山を駆け降り、再び、六所山に登り、尾根沿いのトレイルを歩き松平郷展望台に戻ってきた。途中、横殴りの雪に合い、右のほっぺの感覚がなくなった。日が傾き、光のレイリー散乱が美しい。よく見ると、北西方向(写真右側)から第二弾の雪雲が接近中。

松平太郎左衛門家墓所。松平家初代親氏、二代目が泰親、三代目に将軍家となる信光と太郎左衛門家に続く信広の二家に分かれたようだ。この太郎左衛門家は、江戸時代、幕府よりこの地を守る役目を賜り、参勤交代が許された特別な地位だったらしい。
2023年もいよいよ大晦日となり、新年の到来もまじかに迫ってきた。去年はディフェンダーが納車されウキウキ気分で、確かPowerful UKから送られて来たサングラスホルダー装着に夢中になっていた。今年はと言うと、そのディフェンダー(”さきもりちゃん”と親愛の情を込めて呼んでいる)もエンストし、現在、京都のランドローバーに長期入院中である。旧友の中さんは、去年はレンジスポーツだったけど、今年は何とレンジローバーSEに乗っている。ブログで知り合ったてんぷらさんは我がさきもりちゃんと同じタスマンブルーのディフェンダーが納車され、ウキウキモードの大晦日(僕の想像だが)を迎えているのでは。一年経過すると、当たり前だけど、全く異なる状況になっている。さて、来年の大晦日はどうなっていることやらか。だからこそ、新しい年は瞬間瞬間を大事に生活していきたいものだなあと思う。
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