前回金華山(岐阜城)を歩いた時、長良川対岸に岐阜市最高峰の百々ヶ峰(どどがみね)を眺めたことで、久しぶりに登ってみようと思った。今回は百々ヶ峰から金華山を見下ろし、濃尾平野を見渡しながらの昼飯を食べようという魂胆なのである。
長良橋(10:00)⇒岐阜グランドホテル(10:30)⇒松尾池(11:10)⇒
昼飯場所(11:33~12:15)⇒百々ヶ峰山頂(12:35~13:00)⇒
西峰頂上(13:18)⇒反射板(13:21)⇒諏訪神社(13:44)⇒
ケーキ屋さん(14:12)⇒長良天神神社(14:17)⇒長良橋(14:47)
この百々ヶ峰は、しばらくの間名無しの状態が続いていたようだ。1923年発行の陸地測量部によってつくられた「二万五千分一地形図」で本来の位置より約1,100m西にある標高341.0mの三角点(西峰頂上のこと。四等三角点があるだけの何も特徴がないところ)に誤って「百々ヶ峯(百々ヶ峰)どどがみね」の名が記され、東西南北のどこからも仰ぎ見られた正真正銘の417.9mの岐阜市最高峰は「無名」にされてしまっていたのだ。その後、市民からの要望が自治体の重い腰を上げさせて、2007年になってやっと最高峰地点に『百々ヶ峰』の名が復活したとのこと。この山は、以前にトクチンと来たり、娘と登ったりと何度か歩いているところだ。色々なルートがあるので、毎回違う道を楽しむことが可能だ。

今回も長良橋のところの駐車場にさきもりちゃんを停めて、ウォーキング開始。

前回停めた所(右奥マンションの下あたり)とは少しずれたところの駐車場だ。

これが長良橋ですぞ。明治7年に初代の橋がかけられて、現在は五代目とのこと。有名な長良川の鵜飼いはこの付近で行われる。

長良橋から長良川右岸を上流に向かって歩いていくと、岐阜グランドホテルがあらわれる。この右側(上流側)から堤防道路の信号を渡り、桜並木堤に入る。

ここが長良堤の桜並木。きっと桜のシーズンはきれいなんだろうなあ。まあ、人多いのだろうけど。前方の山がこれから登ろうとしている百々ヶ峰だ。

桜並木堤から路地をゴソゴソ歩いていたら、長良川の旧堤に巡り合った。左上は金華山(岐阜城)だ。ここから松尾池まで徒歩で20~30分ほど。

松尾池は工事中でした。今回は、この奥(写真中央)あたりから一気に直登するルートを選んだ。

松尾池の周囲を歩いて、最奥まで行くと、百々ヶ峰の登山道分岐がある。一般道ではないので、ある程度山慣れている必要あり。

途中にはチャート質の岩場が登場する。矢印はあるが、好きなところを登る。

岩場を過ぎて、少し登ったところから藪をこいで分け入ると、飯場所に良いところを発見。

今日は五目チャーハンだ。豚肉、ネギ、ニンジン、インゲン、卵で五目?かな。

百々ヶ峰山頂(418m)に到着。平日だが4~5人ほどの登山者がいた。

山頂には展望台があって、そこからの景色は最高だ。

南側の景色。説明板となるべく対応するように写してみた。おかげでこの写真の説明は要らないね。

こっちは北側の景色。百々ヶ峰の常連さんが言っていたが、ここまで山が見えることは稀らしい。黄色矢印が御岳、赤矢印が乗鞍岳、青矢印が穂高山群や槍ヶ岳、ピンク矢印あたりに笠ヶ岳(写真では見えていないかも)。更に、左の方に視線を移してくと白山、能後白山などの名峰が見えまくり。

四等三角点がある西峰頂上(341.4m)。視界は効かないし、あまり面白味がない。ただ通り抜けただけ。一時期、地形図上にここが百々ヶ峰と名付けられていたらしい。

真福寺(マイクロ波反射板)の左脇を通り抜ける。左方向に行くと下山してしまう。あくまで、この反射板の柵にへばりつくように通り抜ける。

反射板を過ぎると、登山道はどんどん標高を下げていく。途中、愛知県立岐山高校への降下路が左手にあるが、真っすぐ進む。

登山道の最後は急速に高度を下げていく。落ち葉で登山道が埋もれていて歩きにくい。岩崎公園隣にある諏訪神社に降りた。

赤矢印に沿って縦走したわけである。緑矢印が百々ヶ峰山頂。黄色矢印が真福寺反射板。

ここはル スリジェダム―ル長良店だ。ここで、イチゴのロールケーキのハーフ(750円)と三時のおやつ用に一口ショコラを買う。ショコラはさきもりちゃんの所で食すかな。

ここはケーキ屋さんから少し南に行ったところにある、長良天神神社だ。街中に現れた木々に覆われた落ち着ける場所。学問の神様 菅原道真公を祀る神社らしい。

三時少し前に長良橋横の駐車場に到着。南西方向を眺める。中央奥彼方に養老山系が薄らと写っている。左手は金華山だ。

長良橋と金華山を眺めながらのコーヒータイム。先ほどのケーキ屋さんで買った一口ショコラを三口くらいに分けて食べながら、コーヒーを飲む。至福の時じゃッ!

バンパーもフジホワイトになりご機嫌のさきもりちゃん(というよりご機嫌の防人かッ!)。この後、チンタラ下道で帰っていったら、名古屋近くで5時ごろとなり、帰宅ラッシュに巻き込まれてしまったのだった。

反時計回りに歩いたのである。赤丸が昼飯場所、黄色丸が百々ヶ峰山頂、水色丸が西峰山頂、黒丸がマイクロ波反射板、青丸がケーキ屋さん。さきもりちゃんを駐車した長良橋はもうちょっと南(地図下)の方である。
コメント