事故による腰の痛みがまだあるが、これごときで大事な休みの日を棒に振っては防人が廃るというものだ。日本中が冷気に浸りきった2月5日水曜日、濃尾平野は雪雲に囲まれていたが、比較的雪の影響が少ないと思われる犬山の低山に向けて出発したのだった。本当は前回登った城ケ峰のさらに西側にある山塊を歩こうと思っていたが、そのあたりは大雪警報が出ていたので、怖気づいてしまったという訳だ。
今回の目的地は各務原アルプス(北側の関市に住んでいる人々は”関南アルプス”と呼ぶ。防人は名古屋在住で、各務原と同じ南部地域なので”各務原アルプス”と呼んでいる)の山々の一部を縦走しようと思ったのだ。名古屋から犬山方面に向かうが、北部方面は濃厚な雪雲に覆われていた。しかし、いざ、現地に到着してみるとたいした降雪ではない。もっと雪道ドライブが楽しめるかと思ったので、拍子抜け状態だった。さきもり号を各務野自然遺産の森の駐車場に停めて、いざ登山開始。

各務野自然遺産の森にさきもりちゃんを駐車(水色丸)。金毘羅山(383m 赤丸)、明王山(380m 緑丸)、八方拝殿(橙丸)、迫間山(迫間城址 309m)、多賀坂山(274m 黄色丸)、薬師前山(304m 紫丸)、四ツ辻(登山道の十字路のこと。茶色丸)、黒矢印の少し向こう側が大岩山(347.7m)、四ツ辻に戻り、そのまま自然遺産の森に降下。

白銀の各務野自然遺産の森に到着。フジホワイトと雪のホワイトが調和しているねェー(オーナー馬鹿か)。

お地蔵さんたちに登山の無事を祈り、いざ出陣じゃぁ!

いよいよ登山道に侵入する。

雪景色、ピリッとした寒さ、引き締まるね。

金毘羅さんは何の神様?神社関係?お不動さんは不動明王だから仏教か?イヤー、人生はよくわからんことばかりだ(教養なさすぎ!)。

金毘羅山頂からの眺め。鉄塔の辺りが明王山。明王山頂には不動明王が祀られているようだが、チェックし忘れてしまった。

明王山山頂だ。どこにお不動様がいるのかな?飯のことに意識が行きすぎてしまい、お不動様のことまで気が回らなかった。見晴らしは最高だ。

時に雪が吹き付ける中、寒さに震えながら昼飯の準備。温かいスープがたまりませんわ。数名の登山者がやって来たが、みんなすぐに下山していった。防人だけが一時間ほど滞在していた。

犬山方面は雪が降りまくっていますな。兎に角、今日は日本全体がこの冬一番の寒気に覆われているようで、日本海側は3mを越す大雪のようだ。

黄色矢印が迫間山、緑矢印が多賀坂山、赤矢印が薬師前山?黄色白丸が四ツ辻?青矢印が大岩山?多分ね。

ここは八方拝殿だ。ここの降り口を下ると迫間不動尊に到達するようだ。まだ行ったことないのよねぇー!

迫間山への登り。ここはお城があったようで、恐らく写真下側が曲輪帯、写真中間部の登りは切岸、そして頂上は削平されている。

きれいに削平されている迫間山の頂上。ここは狼煙台的な小さな城or砦だったのだろうか?坂祝の猿啄城(さるばみじょう)の支城か?

八方拝殿以降の稜線歩きはとても楽しい。景色も良く、適度のアップダウンもあり、変化に富む。

ここはトンネル上のコル。薬師前山への登りが始まる。

薬師前山の山頂は展望良く、ここで昼飯、Cafeタイムは最高だろうね。

四ツ辻(十字路)に到着。右から来て、大岩展望台へは写真奥への登りを行く。帰路は奥から戻って来て、手前or左へ進路をとる。

大岩山山頂。"日本一展望が良い"と書いてあるが、何をもって日本一と言えるのかは不明だが、確かに展望は最高の場所だった。

下山路で木漏れ日の中、シダ植物が緑色に美しく輝いていた。

各務野自然遺産の森に戻って来た。天気の良い休日は家族連れで賑わうのだろうなあ。

今回の山域には○○不動尊(日之出不動尊、山中不動院、迫間不動尊)なるものがいっぱいある。信仰豊かな地域だったのだろうが、何故にこの地域に密集したのだろうか。
登山後は、今日は信州から娘が帰省してくるようなので、帰り道ではスィーツを買い、唐揚げを買ったりしながら家路を楽しんだのだった。
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