Defenderピヨピヨ日記(NO52 ジムニーシエラ試乗!Defender=防人=侍=Jimny)

Defender購入後日記

 職場のPCで地図を見ながら来シーズンの釣りの妄想に耽っていると、ふと気が付くと後ろに女帝殿が立っていた。飛び上がって、慌てて仕事の画面に戻すと、

「防人さん、ちょっといいですか!」

と言われた。ムムムッ、何かまた説教されるのか?山の地図を見ていたことが原因か??と不安げに女帝殿を仰ぎ見ていると、

「今度、うちのおじいさん(女帝殿はご主人様のことを”おじいさん”と呼ぶのだ。ご主人様は大学の名誉教授であり、とてもお偉い方なのだ)が、シエラを買おうとしているのだけど、試乗もせずに決めようとしているから、一緒にディーラーに行って試乗に付き合ってあげて頂戴」

と言われた。防人にとってジムニーシエラは次に乗ろうと思っている車であり、昔からの憧れである。その車に女帝殿命令で試乗できるとは、錦の御旗を打ち立てた薩長の軍隊(官軍)みたいではないか。我が家の奥さんにも、

「今度の土曜日(12月14日)の午前中、あの女帝殿の命令、すなわち社命で、スズキのディーラーに行って、ジムニーシエラを試乗てくるわ!なんか文句あるかッ!!」

と強気の宣言をして、当日午前10時少し前(開店10分前)に、名古屋市の高針という所にあるスズキの直営ディーラー(サンフィールド高針原店)に鼻息荒く乗り込んだのだった。

 高針という所にあるスズキの直営ディーラーにやってきました。
 ショールームは明るくて、広くてとても気持ちが良いところでした。

 さきもりちゃんを駐車場に停めると、ハッピを着た若い女性の方がやって来たので、

「名誉教授のお世話できました防人です」

というと、もう話がついているようで、自然に商談予約席に案内してくれた。店内の写真を撮っていると、水色(オフブルー?)のハスラーがやって来るのが見えた。どうやら、教授殿ご到着のようだ。先ほどの女性が教授殿を案内して商談席にやってきて、

「営業のS籐です。どうぞよろしくお願いいたします」

といって名刺を渡された。『エ”ッー、大学生みたいなこんな若い女性が営業さんなのか!この若さだと、ジムニーのことはほとんど知らないのではないかなぁー』と少し不安になるが、まあ、そんなこともあろうかと、この一週間しっかりとジムニーの予習(色々なジムニー乗りのブログ読んだり、カタログ熟読したり、歴史を調べたり)をしてきたわけだ。

「試乗なんていいから、サッサと注文して、早く納車してもらいたいんだけど!」

と宣う教授殿に、

「終の車なんですから、まずは試乗して自分に合っているかどうか見極めてからでないと」

と説得して、

「そうか。それじゃあ、まずは試乗することにするかぁ」

ということになり、防人、名誉教授、若き女性営業S籐さんの三人でアイボリーのシエラに乗り込んだのだった。防人は最初助手席に乗ったのだが、さきもりちゃんの広い空間に慣れているもんだから、狭く感じるかなあと思っていたが、乗ってみるとそれほどの圧迫感は感じられなかった。

「ジムニーは、四駆の三種の神器、ラダーフレーム、スリーリンクリジッドアスクルサスペンション、そして、このパートタイム四駆を頑なに守り続けているわけですよ。自動で四駆になるわけではなくて、このシフトレバーで操作しなくてはだめなんです」

という防人に誘発されて、教授はゴソゴソとシフトレバーをいじり出したが、なかなかローレンジ四駆にシフトできない。

「アレレッ!おかしいなあ。アッ、確か押し込んでから入れるんだったかなあ、・・・、ムムム、・・・そうそう、入りましたな。このローレンジは強烈なオフロードで使うくらいで、普通の林道ではハイレンジ四駆で、いや、二駆でも十分かもですね。それと、このスイッチはヒルディセントコントロールで急坂を一定の速度で降りたいときに使うんです。これは我が(!?)ランドローバー社の専売特許ですな。それと、こっちはESPオフスイッチ!これはスタックした時に、これを押すとエンジンの出力落ちず、脱出できるわけですね」

と付け焼刃の知識を披露すると、

「防人君、なかなか詳しいねえ」

と名誉教授。

「四駆乗りとしては基本知識です(付け焼刃の知識のくせに!)」

とマウントを取りに行ったのだった。

 試乗車のジムニーシエラが登場。防人の好きな色のアイボリーであった。
 真横からの形状も申し分ないですなあ。ホィールもこの15インチスチールホィールが防人的には好きですなあ。
 中央下部のボタンは、青矢印がパワーウィンドウスイッチ、赤矢印がESP offスイッチ(Electronic Stability Program!スタックした時などにこれをオフにする)、黄色矢印がランドローバー特許のヒルディセントコントロールスイッチ。
 ジムニーはディフェンダー90と同じで、セカンドシートを倒すと十分な荷物運搬空間が現れる。ディフェンダーより優れているのは、座席を倒すと、水平になるということだ。ディフェンダーは斜めなので、この部分についてはジムニーを見習ってほしい。注参照

:その後、ディフェンダーの後部座席の座面が外せることが判明し、外した状態で背もたれを倒すと、ほぼフルフラットになることが判明。更に、ラゲッジ ストレージ ボックスを装着すると、デフェィンダー90の運転席(と助手席)後方の空間は完全にフルフラットとなるのだ。大人でも足を伸ばして眠ることが出来るのだ。車中泊は90でも十分やれるのだ。恐るべしさきもりちゃん。

 ディーラーの周囲を一周して戻ってくると、今度は防人も運転して良いとのことで、恐縮しながらワクワクモード全開で運転席に乗り込む。まず、ハンドルは重めで(さきもりちゃんより重いのでは?)、何とも言えない安定感を感じた。アクセルを踏むと1.5ℓのエンジンサウンドと共に軽快に加速していく。そして、50~60㎞の等速直線運動になると、エンジンは静粛であり、極めて心地よい。車幅が広くないのだが、コーナーでも安定しているし、街中でも滑らかでキビキビしていてとても子気味良くドライブできる。これなら、さきもりちゃんの次の車になったとしても何ら遜色ないではないか。後は、長距離ドライブがどうなるかだが、それは、未来のオーナーになった時のお楽しみと言うことだろう。

 ディラーに戻って来て、さきもりちゃんの隣にシエラを停めさせてもらって、仲良くおそろいの写真を撮らせてもらった。試乗車はJLという下のグレードだったのだが、教授殿はJCという上のグレードをオーダーしたいと思っていたようなので、

「実車で見ることは出来ませんかね?」

というと、若き女性営業のS籐さんは、ミディアムグレーのシエラに案内して、色々とJCとJLの違いの説明をしてくれたのだった。ドアを開けて、運転席側からのぞき込むと、ぬいぐるみが置かれていて、個人の車の気配が漂っていた。その上この車、MTである。防人も買うのであればMTを考えているので、興奮して

「このシエラはMTですね。ここのディーラーの誰かの車なんですか?」

という防人に質問に、S籐さんはにやりと笑って、

「私のシエラです」

とお答えになるではないか。何と、S籐さんはジムニスト(ジムニー愛好家のこと)だったのである。それもMTだ。

「数々のご無礼、知ったか、付け焼刃の知識ひけらかし、失礼しましたーッ!・・・今後は、リフトアップとかルーフキャリアーとかラダーとかカスタムしていくんですか?」

という問いかけに、

「徐々にやっていこうと思っています」

と控えめに答える彼女の顔を注意深くのぞき込んでみると、瞳の奥に確固たる信念を持った四駆魂が渦巻いているように感じたのだった。恐るべし、S籐さん。

 ジムニーシエラとディフェンダーの横幅の差は歴然としている。ジムニーシエラの横幅は1645㎜、ディフェンダーは1995㎜だ。
 ミディアムグレーのMTジムニーシエラだ。
 なんだか親子みたいな感じだなあ。
 クリスマスツリーが飾られていて、キッズコーナーも充実していた。
 30年後はこのセニアカーにフジホワイトのDefenderエンブレムを貼り付けて乗ることになるかもね。結構なお値段だね!

 その後の商談は順調に進み、最後には店長さんも挨拶に来たのだった。これは、教授殿の教え子は、中京圏を中心に幅広い世界で活躍しており、その幅広い人脈により役員紹介という形での来店だったからである。更には、ジムニーシエラの値引きも普通ではありえない値引きがなされていた。防人みたいな一般人が来店した場合、恐らくジムニーやジムニーシエラの車体価格からの値引きは無いと思われる。ディーラーオプションとかでの値引きが多少あるくらいではないだろうか。それが、役員紹介となると、10万円以上の値引きがあるのだ。後日、女帝殿が出向いて援護射撃をしようものなら、更なる値引きも引き出せるかもしれないし、ハスラーの下取り価格を上げてくれるかもしれない。興味があったのでS籐さんに聞いてみたのだが、社員割引は、役員紹介よりさらに良いとのこと。スズキは社員に優しいのだなあー。

 ディーラーを後にした我々は、教授の紹介でアサリスープのラーメン屋さん”ちゃいなぽーと”へ。ここのラーメンはアサリのだし汁で、たっぷりアサリ、あおさを混ぜて食べるのだが、とてもあっさり(オヤジギャグじゃあないよ)していて、大盛りにしても食べることが出来てしまうかも。まあ、防人はチャーマヨ丼(チャーシューマヨネーズ和え丼ぶり)の大盛りを頼んだので、ラーメンは普通盛りにしたのだった(大盛りでも良かったかも)。それと、今までメンマを美味しいと思ったことが無かったのだが、ここのメンマは別格だった。とても美味しく、それと、メンマがタケノコであることに初めて気が付いたのだった。

 それにしても、今回は、試乗もさせてもらって、商談にも立ち会えて、更には美味しいラーメンまでご馳走してもらって、至れり尽くせりでした。教授!ありがとうございました。また、納車式の時はよろしくお願いいたします(納車の時も来るつもりかいッ!)。

 さきもりちゃんとハスラーのツーショット写真。これも親子みたいな大小関係だね。
 元お相撲さんだったマスターが切り盛りしているラーメン屋さん。
 名物のアサリラーメンとチャーマヨ丼(チャーシューマヨネーズ和え丼ぶり)。ラーメンに入っているメンマが美味しかった。
 アサリラーメンに付属の"あおさ"を入れると、綺麗な緑色に!このラーメンにあおさの風味はとても合うね。

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