早朝3時半に釣りに出発する予定が、気がついたらなんと5時20分で気が遠くなりかけた防人です。ウームッ!こうなっては高山方面は諦めないといけないか。夕方までには帰らなくてはいけないし(夕飯準備あるからね)、一体どうしたものか。あまり悩んでもいられないので、兎に角、釣り竿をさきもりちゃんに積んで、5時40分に家を出発はしたのだった。近所のファミマでコメダのまろやかミルクコーヒーと高千穂のコーヒー牛乳を買い、保冷剤でガンガンに冷やすことだけは抜かりなくやったのだが、
「はて!どうしたものか?通勤ラッシュがすでに始まりつつある気配だし」
と言うことで、不本意ではあるが高速ワープ軌道に入る。高速を岐阜方向に向かいながら、
「木曽川水系かあなー」
と思いながら運転していると、中央道の分岐に入り損ねてしまった(意識的な面もあるが…)。そこで、東海北陸道を使い長良川水系を目指すことにした。そして、あまり遠くに行くわけにもいかないので郡上八幡を流れる長良川最大の支流吉田川で釣りをすることに決定したのだった。

道の駅明宝でトイレ休憩。「はて、吉田川のどのあたりに入渓しますかなあ!」この時期の長良川はアユ釣り天国。吉田川もアユ釣り専用区が設けられているので、そこを外して入渓しなくてはならないぞ。

ここは日洞橋!釣り人用の駐車スペースが橋の横にあるね。この橋より下流はアユ釣り専用区。写真には写っていないけど、左側の橋のたもとに入渓ルートがきちんと整備されたいる。アユ釣りの人はいないようだ!

写真上の淵でこの日最初で最後のアマゴちゃん(20㎝くらい)が釣れた。残念ながら写真に収めることはできなかった。

遊漁券を買った釣具屋さんのおばちゃんが言っていたが、確かに渇水気味だ。川には藻が生えていた。

シビアなアマゴのライズをことごとく取り損ねて、気が付くとお昼!お腹が空いていたことに気が付いて、昼飯の準備開始。今日のメニューもいつも通りで代り映えはしないけど…、

昼飯を食べ、コーヒーをのんびり飲むこの時間が大好きな防人である。この時間のために川に行ったり山に行ったりしていると言っても過言ではない。

長尾橋手前でゴルジュ帯(河原がなく、両側がスパッと切り立った壁になっている所。写真中央奥のようなところ)に行く手を阻まれる。昔は首まで浸かって突破していたけど、今はそんな根性なし。だからと言って高巻きして上流を目指す時間的余裕もなし。もはやこれまでか。釣り終りにして、右側の壁を攀じ登って国道472号線にどうにかこうにか出たが、チト危なかったかも!

オッと!最後の最後に明宝ハムが釣れてきましたぞ。尺はないかなあ!それにしても美味しそうだ。この後、明宝粗挽きソーセージも釣れてきた。開化期を迎えた防人はやっぱり普通の釣り人とは何か違うね。

ここが明宝ハムが釣れたポイント。気良川(けらがわ)の脇にある工場兼直売所だ。釣れた(買った)明宝ハムを、建物脇で釣り竿を並べて写真撮影していたら、工場関係者の人々が不思議そうな目で防人を眺めていた。
今回は入渓早々、20㎝くらいのアマゴちゃんが釣れてきた。その写真を撮るために、スマホをゴソゴソ出していたら、その隙をついて彼女(アマゴちゃん)は流れに戻って行ってしまった。
「どうせまた釣れるだろう」
と思っていたが、その後は厳しいライズを取ることが出来ず、結局、釣れたお魚さんの写真は今日はゼロ。なんだか、ブログに釣日記を書くようになって、お魚さんの写真の存在はこの防人にとって極めて重要であるということに気が付いた。お魚の写真をでかでかとブログに掲載することで、自慢節さく裂できるし、防人の存在意義、人生の意味をネットワーク上に誇示することが出来るのだ。今日はボウズではないのだけど、お魚さんの写真が一枚もないということが、なんだかボウズを食らったような気分にさせられてしまう。以前はそのようなことはなかったのだけれど、ブログを書き出して以降、承認欲求というか、俺凄いだろう的自慢節というか、何だかわからないけど、魚を釣りたいという欲望以外の新たな欲に取り付かれつつある我が身を感じてしまうのである。108個あった煩悩に新たに一つ、釣り上げたお魚さんの写真を撮るという煩悩が付け加わり、109個になってしまった。大晦日の除夜の鐘を今年は(来年は!どっちだ?)お寺に突きに行こうかどうしようか迷い始め出した防人である。
アッ!そんなことより、渓流釣りシーズンも後ちょっと!何とか頑張って川に一回でも多く通わなくては!そして、一枚でも多くお魚さんの写真を撮り、ブログに掲載しなくては。煩悩に苛まれている防人でした。
コメント