Defender 飛び石によるフロントガラス損傷

Defender

 東京からの帰り、風雨の東名高速で、ポコン、ポコンという音が二回したのだった。

「何かがあたったのかな!?」

と思っていたが、大したことないと思い、この出来事はすぐに記憶の底に堆積していった。

 その後、ある晴れた昼下がり、職場に行こうとさきもりちゃんを運転し始めたとき、視界に違和感を感じたのだった。なんだか、片頭痛の時の”閃輝暗点”が発生したような気分になり、極めて運転しづらい。よーく見ると、フロントガラスに屈折率の変化による黒っぽい跡がくっついている。車を停めて、内側からタオルで拭いてもとれないし、外に出て拭いてもとれない。

「さっ、さきもりちゃんのフロントガラスにキズがァーーーーー!

 あの時、ポコンポコンという音は飛び石だったかぁ!」

 えらいことになってしまったぞ!エンストの件が落着したと思ったら、今度は飛び石被害だ。補修が出来たらよいが、フロントガラス交換になったら大変な出費に!オヤジの宝の広重の浮世絵は1500円にしかならなかったのだ。どうすればいいのだろう。

 二台目のパジェロの時、トラックとすれ違いざまに、飛び石を食らってしまい、写真と似たような傷がフロントガラスについてしまったことがある。しかし、その時は視界に入らないところだったので、そのまま乗り続けたのだった。今回は、まさに真正面で、視界に入りまくり。片頭痛の時の閃輝暗点そっくりで、運転していて気持ちが悪くなってしょうがない。大きさは一円玉以下だが、きわめて不快に感じてしまうのだ。補修してもこの状態なら、ガラス交換しかないのか!

 フロントガラスの飛び石被害の時は、補修か交換と言うことになる。

 補修の目安は、

《その1》傷が10円玉~500円玉以内であること。

《その2》ガラスの端から10㎝以上離れていること。傷がガラスの縁に近いと振動の影響を受けて、補修しても後々ヒビが成長してしまうらしい。それから、エアコンの吹き出し口に近いところの傷もまずいらしい。縁に近いと、補修の工具が取り付けられないという現実もあるようだ。

 補修にかかる費用は1万円~1万5千円くらい。今回は補修で大丈夫か。ただ、補修後の傷跡が、閃輝暗点的な気持ち悪さを伴った場合、ガラス交換しか打つ手がないなあ。

 上記以外の時はガラス交換となるらしく、ディフェンダーの場合、30万円~40万円ほどかかるようだ。M田さんによると、国産車と違いディフェンダーの場合、安い社外品ガラスは流通していないので、実費で40万円相当と思わなければならないらしい。

 ただ、この飛び石でガラス交換となった場合、実費修理する人はまずいないとのこと。みんな保険を使うのが一般的(M田さんだけでなくてんぷらさんやレイブリックの人も同意見)のようだ。特に、防人は5年の長期保険に入っている。その場合、ガラス修理は一等級ダウン(防人の場合、19等級に落ちる)のペナルティ保険料アップが一年間なのだが、5年一括払いの場合は、5年間の間に等級復活とペナルティ期間の消化が完了するので、更新時に影響が出ないとのこと。これが、毎年更新の場合だと、一年間割増料金を払うことになる。ただ、この割増料金となっても、保険料が40万円も上がることはないらしいから安心して。

 まあ、兎に角、こんなところにも、5年一括払いにしていたことの長所があるんだなあーーー!ディフェンダー購入時に5年一括払いを進めてくれたM田さんありがとう。以下のまとめはてんぷらさんによるもの。

5年一括払いのメリット! 

◎内容が同じで5年間いける。例えば、保険加入後、違反をしてゴールド免許から降格しても(ブルー免許になっても。まさに防人がこれに当てはまる)、5年間は大丈夫。

◎長期割引になる。

◎飛び石によるガラス交換(一回まで)が無料(保険代払っているけどね!)

5年一括払いのデメリット‼

◎最初に払うお金が目玉が飛び出るぐらい高い。しかし、ディフェンダー購入時に払ってしまえば、はるかに高い金額を払っており、感覚がマヒしているので大丈夫。問題は次回の更新時をどうするかだ!

 補修できそうだということで、まず相談したのはランドローバー車オーナーの駆け込み寺である名古屋のレイブリックだ。兎に角、補修してみてダメなら保険でガラス交換するという順番で行きましょうということになった。ランドローバー京都のM田さんも同意見だった。
 傷口を真空にして、薬剤が入りやすいようにするらしい。
 紫外線で硬化する薬剤なので、晴れているほうがより良いらしい。
 入庫した当日は快晴。一応、念のため次の日までさきもりちゃんを預けて、しっかりと薬剤注入を行う。次の日は朝から雨だったが、レイブリックの人によると、強度もしっかりでて、うまくいったとのこと。
 旧型のディフェンダーが北の国からやって来ていた。中を見せてもらったが、至る所から雨水が流入し、ディフェンダーらしさに満ち溢れていた。クーラーも後付けなので、後席の人は夏場は死ぬらしい。「盲目的な愛がないと絶対乗れません」とのこと。
 普通に撮影すると、全く分かりません。それと、雨が降ると全く判別不能のレベルです。
 接写すると、こんな感じ。運転席からは小さなごみが付いてるように見えるのみで、気持ち悪さは全くない。

 その後、200㎞くらい運転してみたが、全く大丈夫。今回、ネットで色々調べている中で、フロントガラスのプロテクションフィルムを貼るというのがあったが、このフィルムの値段は10~13万円で8カ月から1年くらいしか持たない。30年くらいの運転人生で、飛び石被害は2回!15年に一回と考えると、フィルムを貼るというのはあまり現実的ではないような気がしますな。それより、保険を長期払いにすることで、一回まで無料(⁉保険料は払うけどね)修理できるようにしておく方がはるかに実効的な感じがする。今回は保険を使うことが無かったが、次なる被弾に備えがあると思うと、安心してディフェンダーライフを送れるというものだ。

 今回は、ランドローバー京都のサービス、営業の両M田さんたち、てんぷらさんには相談にってもらって有益なアドバイスを頂きました。そして、傷を気にならない程度までに補修してくれたレイブリックさんには感謝感激であります。ありがとうございました。

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