最近、リュックにコーヒーセット詰込み、景色のきれいなところを見つけてはそこでcafeをオープンし、風景を愛でながらコーヒーを入れて甘いお菓子を食べてのんびりと過ごすことにはまっている。ドライブ、サイクリング、トレッキング、フィッシングなどの時で気に入った風景があると(場合によっては通勤の途中でも)、すかさずリュックからごそごそガスバーナーやお菓子を出してコーヒーを入れる準備を開始する。今まではすでに挽いてあるコーヒーの粉を使っていたのだが、最近やたらと現場でミル挽したくなり、いろいろ調べた末にポーレックスのコーヒーミルを購入した。


早速試してみようと思い立ち、二時間ほど歩いて景色の好きな緑地公園に行って、ミルを使ってみた。公園内に張り巡らされているトレッキングルートを巡り、大きな池に到着。渡り鳥(なのか?水に浮くタイプの鳥だが名前が全く分からない)を眺めながら早速cafeをオープン。


バーナーでお湯を沸かしている間にミルでコーヒー豆を引き、ドリップコーヒーを楽しみつつ、中屋パン(名古屋今池の昭和的パン屋さん)で買った板チョコパンをほおばる。至福の時やで。ミルは中細挽き、中挽き、中粗挽きの3パターンを試してみる(つまり三杯コーヒーを飲むことになりお腹はダボダボ)。個人的には中粗挽きが良かったかな。まあ、18段階の調整ができるので、もっとも自分に合った所見つけるためにはまだ15杯ほどコーヒーを飲まなくてはならないかな。何事も道は遠い。


帰りは、コーヒーでダボダボのお腹をすっきりさせるために3時間ほど歩いて家にたどり着いた。
ちなみに、自分勝手に好きな場所でオープンするcafeを僕はcafe Lagrangeと呼ぶことにしている。このLagrange(ラグランジュ)とは僕の敬愛するフランスの数学者 ジョセフ・ルイ・ラグランジュに因む。彼はニュートンによって発見された力学を、Lagrangianという量の時間積分 すなわち作用積分を考え、これを最小にするルートが自然界が選択する軌道となる(最小作用の原理)ことを示し、力学を新たなステージに持ち上げた人物である。18世紀最大の数学者だ。

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