Cafe Lagrange (晴耕編 犬山八曽自然休養林 岩見山 2023.10.18)

Cafe Lagrange 晴耕編

 朝起きたてなのに、コリからくる頭痛なのか、それとも寝ている間に視界が欠けて(高校ぐらいの時から、閃輝暗点が突然起こり、その後激しいコリと頭痛にさいなまれることが度々起こる)頭痛になったのか、とにかく体調がいまいちである。しかし、窓からは日光が差し込み、外はとても良い天気のようだ。更に、今日は休みの日だ。家でジッとしていると発狂しそうになるので、頭痛のことは奥さんに黙っておいて、さりげなく

「チョコッと山歩きに行ってくるわ」

と言ってさきもりちゃんと共に家を出たのだが、運転していても頭がガンガンするので、近場の犬山入鹿池近くにある八曽自然休養林の周辺の適当な山に登ることにした。明治村の脇を通り過ぎ、入鹿池に沿ってしばらく走ると、八曽自然休養林のキャンプ場へ向けての道に入る。ゲート手前のキャンプ場に”もみの木駐車場”があり、樹林帯の中に車を駐車するようになっていてなかなか風流なところだ。

もみの木駐車場の料金は500円。管理人さんがいない時は、小屋の木箱にお金を入れる仕組み。スマホレンズが汚れていて曇った感じになってしまった。
岩見山の登り口まで、五段の滝、巌頭洞(がんどがま)方面の沢を歩いていく。途中滝もあるが、かわいいスケール感である。沢沿いは湿度少し高め。

 まずは沢沿いの平坦な道歩きが続くため気楽なものだ。その後、岩見山に向けて急登に入ると、心臓がドキンドキンする度に、頭がズキンズキンしてもう最悪。ちょっと上っただけですぐに疲れ不自然な汗が噴き出してくる。たかだか標高250mの山なのに、エベレストに登頂するくらいの(って行ったことないけど)辛さである。しかし、である、頂上に近づくにつれて体が温まり、コリ具合が良くなってくる。それと共に頭のズキズキ感が軽減してきた。昔は頭痛の時は家で寝ていたけど、その後、体を動かしている方が頭痛が軽減することが分かったので、正しいのかどうかわからないけど、体を動かすようにしているのだ。

沢沿いの道はほぼ水平で歩きやすい。
沢から離れて岩見山へ向けての急登に入る。
岩見山手前にあるチャートの露岩。犬山から岐阜金華山周辺はほとんどがチャートだな。
岩見山手前の岩場(チャートの露岩場所)からの眺め。お隣は焼山というらしい。チャートがむき出しで登ってみたい。その向こうは犬山市だね。

 岩見山の手前にチャート層の露岩体があり、そこが見晴らしがよい。そのため、ここで昼飯を作ることにして、荷物を降ろし、しばらくは何もせずボヤーっとしてから調理開始。と言ってもお湯を沸かし、その中にご飯やカレー、肉じゃがの袋を突っ込んで温めればそれで終わり。残りのお湯でコーンスープを作ればすべて出来上がり。食後は砂糖をたっぷり入れたインスタントコーヒーを作り、それを飲みながら一時間ぐらいのんびりする(まあ、最近はどの山でも僕一人の時は一時間ぐらいポヨヨンタイム)。

正面は八曽山。黒平山とも呼ばれているようで、今回はそれを知らなくて登り損ねてしまった。次回は、是非とも焼山と黒平山に登らなくてはね。
お湯を沸かして温めればOKなものばかりで、手軽に昼飯を作れるようにしている。カレーと粉末スープはスーパー、それ以外はコンビニで購入。
一回の温めたお湯でサクッと作れてしまう。更に、食べ終わったら残り湯でインスタントコーヒーを作る。
飯の向こうは多治見方面の道樹山、弥勒山などかな。

 岩見山以降は緩やかなトレイルでばかりで、体調の悪い僕にとっては気楽な散歩となった。その後、八曽山にも行こうとしたのだが、黒平山という表示ばかり出てくる。この時点で、僕は八曽山と黒平山が同一だという認識がなく、調べる気力もなく、何となく歩いていたらハ曽滝に向けて降り歩いてしまっていた。登り返す気力なく(普通なら大したことないのだが…)、沢に沿ってダラダラと降る。

ここが岩見山山頂。中央の木の右に見えるのが尾張富士、左が本宮山かな。
岩見山以降はのんびりしたトレッキングコースだった。

 沢に沿っては明確な踏み跡があるわけではなく、歩きづらくなったら対岸に渡り、再び歩きにくくなったら沢を渡る。そんなことを繰り返しているうちに、大きな滝が現れて、そこを何とか降下しようと試みるがうまくいかずオロオロしていると、その左岸に登山道があることに気が付いてそれを使うことで滝の直下に呆気なく降りることに成功。なんだか、ルートファインディングもいい加減だし、疲れるし、こういう日はアブナイ危ない。この八曽滝は上部がナメ的な状況になっていて、水が壁面を伝って静かに流れ落ちてきて、最後の下の方で渓水が剥離し静かに壺に落ちる静的な落ち着く滝であった。頭痛が痛い日にはこういう滝が良いね。

これが八曽滝。この上流部は川に沿って徒渉(チョロチョロの流れだが)を繰り返して、踏み跡も不鮮明。あくまで沢伝いに降りていく感じ。看板あるので大丈夫だが。
八曽滝より下流はしっかりとしたコースがある。黒平山(八曽山)から下ってきたコースかな?
林道に出てからは割と歩く。途中、名古屋大学の地震・地殻変動観測所を通る。

 八曽滝から下流のトレイルはとても歩きやすく、すぐに林道に合流。林道歩きは思いのほか長く(20~30分くらいなのだが)、気力ある時なら大したことのない林道歩きで今日は疲れ果て、激しい登山をした時と同じような状況でさきもりちゃんの所に到着。ルーフに登る気力がないので、テイルゲートの所に腰掛け、ピクニックテーブルを広げて、そこでコーヒー豆を挽いてゆったりとコーヒーを淹れる。林の中の駐車場なので、とても気持ちが良くて、体をゆっくり休めることが出来た。名古屋近郊にこのような場所があるのは嬉しいが、ここも、8月の夏休みの時に来ようものなら、駐車場は車で溢れ、目の前の川(名古屋の人にとっては桜で有名な五条川の源流なのだ。あの八曽滝もその源流部にあるということ)は子供で芋を洗うような混雑で、とてもじゃないがくつろげる雰囲気は微塵もない。あくまで、シーズンを外し、休日を外したからくつろげる状況だったのだ(この日は水曜日。ちなみに僕は水曜日と日曜日が休みだ)。おかげで頭痛とコリはなくなったが、トレッキングによる疲れが生じ、その日の夜は爆睡だった。次の日はコリもとれて、いつも通りの体に戻っていた。

最近はルーフキャリアーにばかり登っていたので、今日はピクニックテーブルでコーヒー淹れてテールゲートに腰掛けてのんびりくつろぐ。
もみの木駐車場は木に囲まれているので、車の所でのんびりすることが出来る。コイルサスの場合、車高が高いので写真のような踏み台があると色々と楽である。

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