Cafe Lagrange (晴耕編 鳳来寺山 2022.12.18)

Cafe Lagrange 晴耕編

2022年、年納の山行として息子とさきもりちゃん(我が家のDefender90)とともに鳳来寺に向かう。途中、新東名ではさきもりちゃん元気よく加速し気持ちが良い。長篠のインター手前の設楽原は武田軍と織田・徳川連合軍が激突し、武田軍が敗走した長篠の戦の舞台だ。長篠城を中心に至る所に砦があり、それらの砦巡りも楽しいところである。しかし、今回の我々の目的はその奥にある鳳来寺山に登ることだ。鳳来寺山には鳳来東照宮があり、日光・久能山と並ぶ三大東照宮の一つらしい。2023年は大河で「どうする家康」が放送されるからここもいっぱい人が訪れるようになるのだろうか?長篠から10~20分行ったところ(151号経由で県道32号を北上)に鳳来寺山の門前町が現れる。

鳳来山東照宮は三代将軍徳川家光が造営したらしい。

門前町の入り口のところの駐車場にさきもりちゃんを駐車し、町の中を歩き始める。この地には松尾芭蕉や若山牧水も訪れていたのか。

駐車場で待つさきもりちゃん
門前町への入り口
いかにも門前町の風情が漂う

門前町が途切れるところから鳳来寺山に向けての表参道の階段が始まる。おおきな杉の木に囲まれて幽玄な雰囲気のなか登り続けると、特に巨大な傘杉が現れる。これは銘木百選にも選ばれた巨大杉で樹齢800年以上らしい。黙々と階段を登り続け1425段目で鳳来寺に到着。

樹齢800年以上の傘杉
ひたすら階段を登る
1425段目にたどり着く鳳来寺

鳳来寺から東照宮を過ぎると登山道らしくなってきて、鷹打場を経て稜線に出たところで、ちょうど景色の良い岩場を発見(天狗岩の少し手前だ)。お腹もすいたのでCafe Lagrangeをオープンし昼飯アンドコーヒータイムに突入。湯を沸かし、おにぎりを頬張っていると息子が「アッ」と叫び声をあげる。何事かとキョロキョロ周囲を見るが何のことやらわからない。「後ろ!」と言うのでそっちを見ると、なんと、黒雲がすごい勢いでこちらに向かってくるではないか。「しまった!」と思うが時すでに遅し!一気に雲に囲まれ気温低下し吹雪となる。息子には樹林帯に入るように指示し、こちらもすべて放り出して逃げ出したい気分だが、残りのおにぎりを飲み込み、スープを捨て、コッヘルやらガスバーナーやらをリュックに放り込み半狂乱で樹林帯へ。風が防げる場所まで来てやっと一息つく頃には晴れはじめるが、気温は異常に低い状況だ。歩かないと寒いので鳳来寺山山頂を目指す。山頂に着く頃にはすっかり晴れて先ほどの大荒れは嘘のような状況に。しかし、風はとても強い状況。山の天気は変わりやすいとはまさにこのことだな。

多司のおにぎりとコーンポタージュなど!
飯場所からの景色は良かったが背後に…
ケルンを発見!

頂上からの下山道は強風が吹きつけ(この日確か強風で新幹線が運休になったはず)、歩いている態勢を何度か崩され大変だった。風を山が遮るようなところに来ると今までの風の大暴れが嘘だったように静まり返り、後は杉の巨木の中をのんびりと下山できた。

吹雪、強風、そして、美しい紅葉をまとめて満喫できた一日であった。

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