Cucina Lagrange NO2 (ハヤシライス)

Cucina Lagrange

  ビーフシチューを作った後は、残ったスープにワインソースを加えて煮込みハンバーグ(または、その逆もあり得るが)を作るのが僕の定番だ。煮込みハンバーグの後には、ビーフシチューとハンバーグのエキスがたっぷりにじみ出た宝のようなソースが鍋に残る。これを生かしてハヤシライスのソースを作ることにした。ハヤシライスに入れるお肉を例によって丸明に買いに行った。今日は春日井の『ふれあい緑道(落合公園から庄内川まで、八田川に沿って走る緑豊かな歩行者、自転車専用遊歩道)』経由の大回りのサイクリングを楽しみながら、途中、三ツ又ふれあい公園で、ストレッチ、腹筋、懸垂、…などのトレーニングをし、ひと汗かいたのを口実にコメダ(名古屋のオアシス)のミルクコーヒーを飲む。今日の名古屋は5月であるが、33℃の予報が出ていて、午前中であったがかなり暑くなってきている。この暑さの中、ビシッと冷えたコーヒー牛乳は最高だ。元気が出たので、その勢いで買い物をこなして、家に帰り、夕方ごろからハヤシライスの準備に取り掛かる。息子のトクチンが学校から帰ってきて

「今日の夕飯はカレーかまたは?」

「これは明日のめしの準備じゃ。今夜は生姜焼きだ」

と返す。ここで、間違ってもらっては困るが、今準備しているハヤシライスは明日の晩の料理であり、ハヤシライスやカレーを食べようと思ってその日のうちに準備できるほど料理は甘くないのだ。一晩寝かせることも料理の過程の一つなのである。「ハヤシライスは一日にして成らず」だ。と威勢よく書いているが、ハヤシライスにハンバーグほどのこだわりはないのだがね。

景色の良いところで、よく冷えたコーヒー牛乳タイム。今日の名古屋は33℃の予報。
八田川の支流?に沿って"ふれあい緑道"が永遠と続く。ここは三ツ又ふれあい公園。
春は桜、夏は木の葉による日陰、秋は紅葉と季節を通して楽しめるのがふれあい緑道。

 そもそも、何故に「ハヤシライス」などという名前が付いたのか?気になったのでネットで調べてみると、下町の洋風料理店の林さんがまかないで作っていたという説、丸善の創始者の早矢仕氏が仕事仲間をなじみの西洋料理店へ連れて行き、肉と野菜のソース煮込みに、ライスを添えて出させたことからついたという説、『ハッシュ ド ビーフ ウィズ ライス』を省略気味に『ハッシッ ライス』というようになりいつしか『ハヤシライス』となったという説、…などなどはっきりわかっていないようである。

ハヤシライスのソース こま切れ肉700g、玉ねぎ大3個、トマトケチャップ、バター、ワイン1カップ、水2カップ、ウスターソース大匙2、塩、胡椒、煮込みハンバーグの残りのスープ

塩、胡椒をまぶして、30分ほど置いておく。その間にお米を研いだり、その日の晩のおかずの準備をする。
フライパンで焼いて、ミディアムぐらいの状態で煮込みハンバーグのソースの中に移動してもらう。このフライパンは洗わず、バターを投入し余熱で溶かしておく。
そのフライパンで玉ねぎを炒める。色が澄んできたらトマケチャを入れて琥珀色になるまで炒める。そして、ワインカップ1を入れる。
更にカップ2の水を伸ばし入れていく。
ウスターソースを回し入れる。これで完了。
新たに作ったソースを、煮込みハンバーグソースに合わせ、20~30分ほど煮込んで、火を止めて一日待つ。

 明日の仕事の後は、このハヤシライスが吾輩を待ってくれていると思うと、仕事中からハヤシライスのことが頭をよぎり、あまり仕事に集中できないかも。最終的な出来栄えは明日以降追記するのでどうぞよろしく。ウッフフフッ!

追伸(待ちに待った次の日)!

 次の日になった。今日の夜はハヤシライスが待っていると思うと仕事もあまり手が付かず、上の空的状況だった。塩は焼く前の肉にまぶした以外は使っていないが、スープのうまみが濃厚に出ていてバランスよく、かなりレベルの高いハヤシライスとなったのでは。奥さんからも「近年の中では最高」とのお褒めの言葉を頂きましたぞ。写真の中央部には半熟の目玉焼き。食べるときは目玉をつぶしてそれがご飯とソースに絡まって、そこをスプーンですくってパクリ。もう至福の時でございましたゾ。

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