Defenderピヨピヨ日記(NO64 DEFENDER & BREAKFAST in Yamanashi と八ヶ岳の別荘整理)

Defender購入後日記

 今日は長い一日になりそうである。早朝3時に名古屋の家を出発し、いつもは下道を走り続けるというのに、今日はすぐに高速に乗り、新東名を東(江戸方面)へ向けてひた走る。

 半月ほど前、てんぷらさんから

「5月25日に河口湖でDEFENDER&BREAKFASTがあるけど来ませんか」

との誘いが入るが、この日、防人は八ヶ岳の別荘での荷物の運び出し作業(防人の両親や姉は別荘にも結構な量の物品を運び込んでいたのである)があるので、「ちょっと無理かなあ」とLINEに返信すると、

「静岡側から富士市、朝霧高原から河口湖、そして、甲府、八ヶ岳、松本、中山道と反時計回りに回ればドライブとして楽しいのでは」

と言われ、「確かに!」と極めて自然に納得できてしまったのである。ただ、河口湖のDEFENDERイベントは8時~10時なので、8時河口湖到着となると往路であまりのんびりするわけにもいかないので、高速で先を急いだわけである。自分のペースを維持できて、ハンドル操作も少ない高速走行も、思いの他景色を眺めることが出来て、時には楽しいものだと思った。

 ここは精進湖である。雨は小降りになってきたが、未だ雲は重く立ち込めていて、富士山が姿を現す気配は微塵も感じられない。
 本栖湖、精進湖、西湖と過ぎて、河口湖に到着した。雲が切れだして、富士のすそ野が恥じらい気味に姿を現すが、本体は未だ雲の中。

 早朝6時頃にやきそばで有名な富士市に到着。国道139号線(富士パノラマライン)でひたすら富士山の裾野を朝霧高原に向けて駆け上がる。田貫湖、朝霧高原、モンスターブラウンで有名な(だった?)本栖湖を素通りし、その後左折して県道706号線に入り、精進湖に立ち寄る。ここは昔、両親に連れられてよく釣りに来たところである。初めて30㎝オーバーのブラックバスを釣ったところであり、幼少期の防人の釣りの思い出が詰まった湖だ。確か、富士山が見えたはずなのだがこの日は重たい雲が垂れ込んでいた。再び139号線に戻り、しばらく青木ヶ原樹海に沿って走り、今度は県道21号線方向に左折して西湖に立ち寄る。この湖は、オヤジ、Ya氏夫婦(オヤジの勉強会のお弟子さん夫婦)など大勢でヒメマス釣りを楽しんだところだ。ボートに乗り、湖の真ん中でアンカーを降ろして船を固定して、何本もの針に紅サシ(ピンク色の蛆虫)をつけた仕掛けをおもりと共に垂らし(タナは10~50メートルくらいだったかなあ!)ヒメマスが食いつくのをのんびり待つのである。ヒメマスの回遊にピタリと当たると、次から次へと釣れて来てとてもワクワクする釣だった。そうでない時はうんともすんともしないが、時に間抜けなニジマスが釣れてきたり、Ya氏にコーヒーとか淹れてもらって船上Cafeタイムを楽しんだりととても楽しい思い出でが詰まった湖である。また、釣れたヒメマスの美味しかったこと!海の魚と何ら遜色ない味だった。西湖を過ぎるといよいよ今回の目的地の河口湖だ。防人の子供時代、この河口湖を目的に来たことは一度もなかった。いつも、山中湖、西湖、精進湖などへ行くための通過点に過ぎず、河口湖大橋を行ったり来たりした思いでしかない。今回の朝食場所は河口湖大橋のたもとの”7c villa&winery”という所だ。近づいて駐車場に目をやると、日頃目にすることが無いくらいの数のDefenderが止まっている。感動と共に左折して駐車場に入ろうとすると、対向車線から同じタスマンブルー、ホワイトコントラストルーフのディフェンダー90が、なんと、てんぷらさんディフェンダーとほぼ同時到着であった。

 ここが会場の"7c villa&winery”だ。手前から旧型ディフェンダー110が二台、お次はサントリーニブラック(?)ディフェンダー110、そして、タスマンブルーディフェンダーがなんと三台(手前が110で岐阜出身でワイルドなマキシスタイヤ装着、お次がてんぷらさんの90、そして一番奥が我がさきもりちゃん)も並ぶ。三台のタスマンブルーディフェンダーオーナー同士で会話がとても弾んだのは言うまでもない。
 今回の目玉の旧型ディフェンダー90である。この車両はLand Rover Classicの専門チームが世界中から厳選したClassic Defenderをレストアしたものらしい。8速オートマチックと5.0リッターガソリンV8エンジン搭載(最大出力405PS/6000rpm、最大トルク515Nm/5000rpm)でフジホワイトブラックコントラストルーフだ。Land Rover Classicは今後、旧型ディフェンダーを掘り出して、レストアして正規に販売してくらしい。因みにお値段は…?
 4000万円の旧型ディフェンダーV8 Bespokeを眺め、ため息をつきながら朝食をとる防人。因みに、写真のアンパンはここの人気商品のようだ。更に、コーヒーが入っているディフェンダーカップはプラスティック製で、何度でも使用可能な立派なもの(持ち帰り前提)。更にディフェンダーステッカーやLousi Robuchonという所のお菓子の詰め合わせなどもプレゼントされ、感動とため息ばかりの2時間だった。
 駐車場には色々なディフェンダー(V8オクタや130などまだあまり見られないディフェンダーも登場。そう言う意味では防人&てんぷらさんのスタンダードディフェンダー90も絶滅危惧種で貴重かも)がいて、目の保養になった。写真は「白馬」の名を冠する日本独自のスペシャルエディション "DEFENDER HAKUBA EDITION"かぁー。思いのほか、実物のステッカーはカッコいいなー!と思ってしまった。

 てんぷらさん達(ご夫婦で登場!Ayuさんは終了間際に登場)や他のオーナーと楽しくディフェンダー談義をして、あっという間に二時間が過ぎ、wineryのショップでワインを買おうと店内に入って迷っていると、防人の携帯が鳴り、電話をとると、

「リサイクルの早川だけんどネッ!もう別荘に着いちィまっただよッ!」

「え”-ッ!ざいや山本さん達とは2時待ち合わせですよーッ。まだ10時なのでこちらは河口湖にいるんですけど。ここから八ヶ岳までは二時間ぐらいかかりますけど大丈夫ですか?」

「林ン中でのんびりしてるじゃんッ。ゆっくりこーしッ(ゆっくり来なさい)」

「じゃあ、今から河口湖でまーすッ」

ということで、ワインを買うことも忘れ、てんぷらさん達やayuさんへの挨拶もそこそこに、慌てて会場を後にしたのだった。御坂峠を越えて、甲府盆地を縦断し、韮崎から信州峠を越えて八ヶ岳へ。およそ、1時間40分で別荘へ到着した。早川さん達(2人)に手を振ると、

ッ!はえーじゃんネッ(エッ、早いねー)」

との反応に、

ワームホール使いましたので」

と答え、早々に別荘に入り、運び出す荷物の整理を開始し、午後の2時からはざいや山本さん達(4人)も加わり、骨董、本、ビデオカセット(ここにもあるのよね!)、ブラウン管テレビ、スチール本棚、布団、茶碗、コップ…などの物品をどんどん運び出す。しかしッである。ざいや山本さんのバン、リサイクルの早川さんの軽トラだけでは全然足りないことが判明し、また、次回に残りの荷物を運び出すことになってしまった。トホホホッ!本当に物を捨てない人たちだなあー、防人家の人々は。

注意!今回は別荘を空にしようと思ってるわけではない。食品庫と小さな部屋の荷物をすべて運びだしただけで、生活必需品や姉の高級オーディオはそのままである。にもかかわらず、大量の物品があったのだ。恐るべし防人家。

 金属専門のリサイクルの早川さん達の軽自動車にも可能な限り色々な物品を積み込んでいく。プロの荷造り能力の高さに舌を巻く防人であった。
 早川さん達や山本さん達が帰った後も、次回、荷物を運び出しをやすいように並べ、はきふき掃除をし、慌ただしく動き回る防人であった。多動的性格がいかんなく発揮された。

 夕方5時半に別荘を出発、八ヶ岳高原道路をクニャクニャ走り、鉢巻道路を走っていた所で、前から気になっていたログハウスの森に溶け込んだようなレストラン(八ヶ岳カントリーキッチンレストラン)に思わず吸い込まれた。午後は激しく立ち働いたし、そう言えば、昼飯を食べ忘れてもいたので、お腹すき過ぎてこれ以上の運転は不可能状態だったのだ。1000円台くらいのハンバーグステーキを妄想して飛び込んだのだが、メニューはコース料理しかなく、3000円以上から。ドギマギしながらもおすすめコースを注文し(税込み4000円位)、食したがこれがとても美味しくて、BGMはジャズが緩やかに流れ、人も途中から防人だけとなり、最高のディナータイムを過ごすことが出来たのは大収穫だった。ここカントリーキッチンはパンも有名らしいので、今度午前中にここを通過した時は、パンを購入してみようと心に誓った。

 食後は茅野、上諏訪、下諏訪、岡谷、塩尻と走り続け、19号線に合流し名古屋までひたすら下道ドライブを楽しんだのだ。おうちについたのは次の日の夜中1時であった。それにしても盛りだくさんでとても充実した一日だったことよ。

 さきもりちゃんの向こうにある、森の中に溶け込んだログハウスがカントリーキッチンレストランだ。
 室内はログハウスだから当たり前だが、極めてナチュラルなテイスト。照明具合もちょうどよく、とても落ち着く。
 エビのエキスが濃厚に染み出たスープ。その向こうのパンは、昼間、パン屋さんで焼いたモノらしい。とても美味しかった。次回はパンを買いに来るぞぉ―。
 イトヨリダイのソテー。ここの経営母体が魚の卸し専門らしいので、魚料理が得意とのこと。であるなら、おすすめ魚コースを頼むしかないと思ったのだ。大正解だった。
 夜の帳が降りてきて、オレンジ色の暖かい照明に包まれるカントリーキッチン。店内の給仕の方の対応も含めとても良い雰囲気のお店でした。

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